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グッタペルカ グッタペルカ gutta-percha

翻訳|gutta-percha

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グッタペルカ
グッタペルカ
gutta-percha

ガタパーチャともいう。マレー半島スマトラボルネオ島に野生するグッタペルカノキ Palaquium gutta (アカテツ科) の乳液からとれるゴム状物質。主成分はグッタと呼ばれ,ゴムと同様の構造をもつ。

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デジタル大辞泉の解説

グッタ‐ペルカ(〈マレー〉gutta-percha)

グッタペルカノキまたはその近縁の植物からとった樹液。乾燥したものは硬いが、50度以上に熱するとゴム状になり可塑性がある。耐酸容器・歯科治療材・電気絶縁材料などに用いる。

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百科事典マイペディアの解説

グッタペルカ

ガッタパーチャとも。アカテツ科のパラクイウム属およびパエナ属の植物の乳液から得られる白ないし赤褐色熱可塑性樹脂。軟化点約50℃。主成分は天然ゴムと同じくイソプレンの重合体(C5H8)(/n)であるが,天然ゴムがシス型であるのに対し,トランス型である点が異なる(幾何異性)。

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世界大百科事典 第2版の解説

グッタペルカ【guttapercha】

ガッタパーチャとも呼ばれる熱可塑性のゴムに似た物質。アカテツ科のパラクイウム属Palaquiumおよびパエナ属Payena植物の乳液が固まったもの。乳液の主成分はグッタ(68~88%)で,他に樹脂,灰分などを含む。グッタの化学構造弾性ゴムのものとよく似ており,グッタはイソプレントランス‐1,4型に重合したものであるが,弾性ゴムはシス‐1,4型に重合したものである。結晶性に富み,室温では固体であるが,50℃以上ではやわらかくなる。

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大辞林 第三版の解説

グッタペルカ【gutta-percha】

グッタペルカノキの樹液を乾燥したもの。主成分はゴムと同じくイソプレンの高重合体。常温では硬いが、摂氏50度以上の加熱により成形しやすくなる。耐酸容器・電気絶縁体・歯科用充塡剤などに用いられた。ガッタバーチャ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グッタペルカ
ぐったぺるか
gutta-percha

マレーシア原産のアカテツ科パラキウム属の植物(学名:Palaquium gutta)の樹液が固まった天然樹脂で、ガタパーチャともいう。主成分はトランス-1,4-ポリイソプレンであり、天然ゴムの幾何異性体である。

天然ゴムに比較して分子量が10分の1以下で、分子間力が大きく、白~赤褐色の硬い固体である。50℃以上に加熱すると軟らかく可塑性を示す。ベンゼンやクロロホルムに可溶で、濃硝酸と濃硫酸に侵されるが、その他の酸やアルカリには安定である。電気絶縁性が高く、19世紀後半から海底電線の被覆に用いられたが、20世紀後半にポリエチレンで置き換えられている。ゴルフボール外皮や歯科医療充填(じゅうてん)剤の用途があり、かつてカメラのボディの貼皮に使われた。[福田和吉]

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世界大百科事典内のグッタペルカの言及

【ゴム】より

…しかし東南アジアからの輸入にたよらずとも自国内でも戦略物資である天然ゴムが生産可能であること,砂漠に近い乾燥地帯の荒地でも栽培可能であることなどから,メキシコやアメリカなどでその生産が積極的に検討されている。なお,弾性ゴム類似の分子構造をもつ天然物としてはグッタペルカ,バラタなどがある。これらはゴルフボールの外皮などに使用されるが,その分子構造はトランス‐1,4結合ポリイソプレンで,シス‐1,4結合ポリイソプレンである天然ゴムの立体異性体である。…

【有用植物】より

… ゴムによく似ているが弾性がない乳液生産物は,無弾性ゴムとしてまとめられよう。アカテツ科でマレーシア地域産のグッタペルカや中南米産のサポジラ(チクル)はチューインガムや海底電線の被覆材として重要であるし,キョウチクトウ科でマレーシア地域産のジェルトンの乳液はチクルの代用品とされる。(2)樹脂植物 樹液が固化した樹脂状のものでは,ペクチンに似た糖質のアラビアゴム系(英名gum)のものと,精油成分の酸化還元物である樹脂(英名resin)とが人間によって広く利用される。…

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