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ケイビラン Alectorurus yedoensis (Maxim.) Makino

世界大百科事典 第2版の解説

ケイビラン【Alectorurus yedoensis (Maxim.) Makino】

西南日本の太平洋側の山地の岩場に生育する1属1種で日本特産のユリ科植物(イラスト)。ユリ科の中では特殊化の進んだ群であるツルボラン亜科に属し,熱帯性のオリヅルラン属などに類縁があると考えられている。夏緑性の多年草。葉は根生し,鎌形に曲がった線形でやや肉質,裏面に白い線があって美しい。ケイビランは鶏尾蘭の意味で,鎌形に曲がって叢生(そうせい)する葉をニワトリの尾に見たてたもので,属名も同義である。花茎は高さ10~40cm,扁平で両側にはりだした狭い翼がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケイビラン
けいびらん
[学]Alectorurus yedoensis (Maxim.) Makino

ユリ科の多年草。地下茎は太く、短い。根出葉は叢生(そうせい)し、互いに重なり合って、一方向に鎌(かま)形線形に強く反り返る。葉鞘(ようしょう)は膜質で短い筒状。雌雄異株。8月ころ、円錐(えんすい)花序に小形で白色または淡紫色の雄花、雌花を下向きにつける。長さ4~8ミリメートルの花柄の基部には披針(ひしん)形の包葉がある。本州の奈良県、和歌山県、小豆島(しょうどしま)のほか、四国、九州、屋久島(やくしま)の岩上にまれに生育する。日本特産の1属1種の植物。[河野昭一]

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