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ケリカー Kölliker, Rudolf Albert von

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ケリカー
Kölliker, Rudolf Albert von

[生]1817.7.6. チューリヒ
[没]1905.11.2. ウュルツブルク
ドイツの動物学者。ベルリン,ハイデルベルク両大学に学ぶ。チューリヒ大学比較解剖学教授 (1844) 。 1847年よりウュルツブルク大学教授となり,同大学を医学教育の中心地たらしめた。 48年,K.シーボルトとともに,『動物学雑誌』 Zeitschrift für wissenschaftlichen Zoologieを創刊。組織学,発生学の分野で多数の業績を上げた。イカやタコの発生,平滑筋の構造,赤血球の形成過程などについて研究し,また発生における胚葉の重要性を指摘した。細胞を単位として組織の構造を説明することを創始した一人でもある。 C.ダーウィンの進化論が,漸進的,連続的な変異を進化の原因とみているのに対し,ケリカーは突発的で不連続な変異に進化の要因を求めた。

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百科事典マイペディアの解説

ケリカー

スイス生れの動物学者。ベルリン大学などで学び,オーケンミュラーらの教えを受ける。のちビュルツブルク大学教授。精子寄生虫でないことや卵割が細胞分裂であることなどを研究し,発生学・組織学等にすぐれた業績をあげた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケリカー
けりかー
Rudolf Albert von Klliker
(1817―1905)

スイスの動物学者。ベルリン大学およびハイデルベルク大学に学び、チューリヒ大学教授、ウュルツブルク大学教授を歴任した。精子が寄生虫でないことや卵が1個の細胞であることを明らかにして細胞説に確固たる証拠を与え、細胞分裂についても多くの研究を行った。また、神経繊維と神経細胞についても研究した。ダーウィンの進化学説については、あまりに生物形態のもつ有用性にとらわれすぎているといって批判し、進化は昆虫の変態のように突然の変化によって新種が生じるとする異原発生説を唱えた。[八杉貞雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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