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ケルマーンシャー Kermānshāh

百科事典マイペディアの解説

ケルマーンシャー

イラン西部の都市。旧称バーフタラーンBakhtaran。イランのクルド族の中心地バグダッドハマダーンを結ぶ交通の要地で,シーア派イスラム教徒の巡礼路にある。ササン朝時代から知られる。周辺は肥沃で穀物,果実を産する。付近に油田もあり,製油所がある。85万1405人(2011)。

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世界大百科事典 第2版の解説

ケルマーンシャー【Kermānshāh】

イラン西部,イラクとの国境に近い都市。同名州の州都。キルマーンシャーKirmānshāhともよばれる。人口66万6000(1994)。ザーグロス山脈の北西部に位置し,古くから同地方の中心地として栄えた。町の起源は,ササン朝時代にさかのぼり,640年ころアラブ・イスラムの支配下に入った。16世紀以降は,東西に対峙するサファビー朝とオスマン帝国の係争の地となるとともに,この地を拠点にした在地のザンガナ家やカージャール朝の王族の台頭がみられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケルマーンシャー
けるまーんしゃー
Kermnshh

イラン西部、ケルマーンシャー州の州都。人口69万2986(1996)。ササン朝のバフラーム4世が建設した古い町で、イランとイラクを結ぶ通商路上にある。冬寒く夏は非常に暑い。クルド人やトルコ系住民が多く、小麦のほか、遊牧民による良質の羊毛の産地として名高い。近郊にナフティシャー油田の精油所がある。ターク・イ・ブスターン(イランではターケ・ブスターンとよぶ)などササン朝期の遺跡も町の周辺に散在している。[香川優子]

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