コロンビア川(読み)コロンビアがわ(英語表記)Columbia River

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コロンビア川
コロンビアがわ
Columbia River

カナダ南西部からアメリカ合衆国北西部にかけて流れ,太平洋に注ぐ川。全長 2000km。流域面積 66万 8000km2,年間流量約 2100億m3。カナディアンロッキー山脈中に発し,多くの氷河湖を経て南流,アメリカ合衆国ワシントン州に入る。州の南部で,最大の支流スネーク川と合流,オレゴンとの州境を流れて太平洋に注ぐ。河口からポートランドを経てザダルズまで外洋汽船が遡航でき,中流から上も,鉄道が通じるまでは小型の舟によって重要な連絡,輸送路であった。多くのサケがさかのぼり,1960年代で年平均 250万 kgの産額があり,缶詰工場ができていたが,ダム建設と水質汚染により近年サケの捕獲量は減少した。豊富な水力資源はアメリカ合衆国の全包蔵水力の3分の1を占め,その多目的開発に関して多くの論議がなされた。アメリカ合衆国側に 11のダムが建設されており,特にグランドクーリーダムは,アメリカ合衆国最大の規模で,高さ 168m,出力 197万 4000kW,貯水の一部はコロンビア盆地の灌漑用水として使用される。

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デジタル大辞泉の解説

コロンビア‐がわ〔‐がは〕【コロンビア川】

Columbia》カナダ南西部・米国北西部を流れる川。ロッキー山脈に源を発し、太平洋に注ぐ。長さ2000キロ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コロンビア川
ころんびあがわ
Columbia

アメリカ合衆国北西部の太平洋側に注ぐ大河川。長さ1988キロメートル、流域面積67万平方キロメートル。カナダのブリティッシュ・コロンビア州や合衆国モンタナ州のロッキー山脈、ワシントン州のカスケード山脈に源流をもつ。ワシントン州南部で、ワイオミング、アイダホ両州のロッキー山脈に水源をもつスネーク川と合流し、西方に流れてカスケード山脈とコースト山脈を横切り、アストリアにおいて太平洋に注ぐ。西流する区間はワシントン、オレゴン両州の州境にあたる。水力発電や農地灌漑(かんがい)のためのグランド・クーリー・ダムをはじめ巨大なダム開発が進んでおり、サケ漁や材木の搬出もこの流域の主要な産業となっている。沿岸のおもな都市としてはスポーカンやポートランドがある。[鶴見英策]

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精選版 日本国語大辞典の解説

コロンビア‐がわ ‥がは【コロンビア川】

(コロンビアはColumbia) アメリカ合衆国北西部を南西流する川。カナダのロッキー山脈コロンビア湖に源を発し、ワシントン州とオレゴン州との州境で太平洋に注ぐ。

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