コンビニエンスストア(読み)こんびにえんすすとあ(その他表記)convenience store

デジタル大辞泉 「コンビニエンスストア」の意味・読み・例文・類語

コンビニエンス‐ストア(convenience store)

コンビニエンスは、便利の意》食料品日用品中心に扱う小型スーパー。住宅地近接、長時間営業などの便利さを提供するのが特徴コンビニ

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共同通信ニュース用語解説 「コンビニエンスストア」の解説

コンビニエンスストア

食料品や日用品の販売を中心にした小型の小売店宅配便の受け取りや、住民票の交付などサービス多様化が進んでいる。年中無休、24時間営業が基本となっている。コンビニエンスは「利便性」の意味。米国発祥とされ、日本では1970年代から全国に広がった。日本フランチャイズチェーン協会によると、2018年12月末の協会に加盟している総店舗数は5万5743店。

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精選版 日本国語大辞典 「コンビニエンスストア」の意味・読み・例文・類語

コンビニエンス‐ストア

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] convenience store 「コンビニエンス」は、便利、簡便の意 ) 早朝から深夜、あるいは二四時間営業して、日用の食料、雑貨などをセルフサービス方式で売る小型スーパー。コンビニ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コンビニエンスストア」の意味・わかりやすい解説

コンビニエンス・ストア
こんびにえんすすとあ
convenience store

便利さ(コンビニエンス)を最大限に追求する小型のスーパーマーケット。日本では、「コンビニ」の略称が広く用いられる。食料品および日用品を中心に品ぞろえをし、交通に便利な場所に立地するものが多い。小規模なために欲しいものを探すのが容易で、年中無休、長時間営業(24時間営業が普通)、レジスターの待ち行列がない、などの便利さが特色である。

 コンビニは、1960年ころのアメリカで、スーパーマーケットの補完形態として出現した。日本では、1974年(昭和49)に、アメリカの商号を用いた最初の店がつくられたが、POS(ポス)システム(販売時点情報管理システム)を駆使するなど独自のビジネスモデルの開発もあって急速に普及した。その経営形態には、直営チェーン店方式とフランチャイズ・システムによるものとがあるが、いずれも商品企画が優れているため、多数回配送と組み合わされて同規模の独立店よりも品ぞろえの密度が高い。スーパーマーケットの大型化による諸欠陥と法的規制(「大規模小売店舗立地法」など)を克服し、消費者にきめ細かく対応しようとする商法が消費者のニーズに適合し、生活のなかに浸透した。しかし、21世紀に入って出店が飽和状態に達するとともに、業績は伸び悩むようになり、系列再編の動きが加速している。

[森本三男]

『笠井清志著『ビジュアル図解 コンビニのしくみ』(2007・同文舘出版)』『鷲巣力著『公共空間としてのコンビニ――進化するシステム24時間365日』(2008・朝日選書)』

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百科事典マイペディア 「コンビニエンスストア」の意味・わかりやすい解説

コンビニエンス・ストア

便利さconvenienceを最大限に追求する小型スーパーマーケット。住宅地・駅前・主要道路沿いなどに立地し,食料品・日用品など緊急度の高い商品をそろえ,長時間営業(年中無休,24時間営業も多い)で顧客の便利さの要求に応える。大手では公共料金の振込,宅配便の取扱い,ゲームソフトの販売などサービス強化が図られている。経営形態には直営チェーン店とフランチャイズ制によるものとがある。日本には1970年代に登場,急成長を遂げた。セブン‐イレブン・ジャパンがその代表。→フランチャイズ・チェーンビジネス・コンビニ
→関連項目チェーン・ストアローソン[株]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンビニエンスストア」の意味・わかりやすい解説

コンビニエンスストア
convenience store

飲食料品を中心とする最寄品をセルフサービス方式で小売りする事業所。店舗規模は小さく売場面積は 30m2以上~250m2未満で,終日または1日 14時間以上の営業を行なう。多くの場合フランチャイズ・チェーンに加盟し,本部の全面的な援助を得て経営の合理化に努める。販売時点情報管理システム POSや補充発注システム EOSを導入し,商品の単品管理を実施することで売場効率を格段に高めている。また物流管理を徹底し,多頻度配送が一般化している。 1927年アメリカ合衆国のテキサス州ダラスで,パン,牛乳,卵などを置く商店が1日 16時間,無休で営業を行なったのが始まりとされる。日本では 1974年,大手としては初めて,アメリカのサウスランドと契約したヨークセブン (1978年からセブン-イレブン・ジャパン ) によるセブン・イレブンの店舗が東京都江東区豊洲に開店。これを機に,大手スーパーマーケットがアメリカの企業と提携するなどして次々と事業に参入,1980年代から急速に店舗を増やして全国的に普及した。

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ブランド用語集 「コンビニエンスストア」の解説

コンビニエンス・ストア

コンビニエンス・ストアとは消費者の近所や駅前など利便性の高い場所に立地し回転率の高い最寄品を中心に扱う小規模小売店のことをう。

出典 (株)トライベック・ブランド戦略研究所ブランド用語集について 情報

栄養・生化学辞典 「コンビニエンスストア」の解説

コンビニエンスストア

 日常生活に必要な商品を中心に住宅地,商業地などで営業するいわゆる「便利な」商店.チェーン店になっているものが多い.

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世界大百科事典(旧版)内のコンビニエンスストアの言及

【イトーヨーカ堂[株]】より

…近年はスポーツ・文化施設,旅行などのサービス事業や消費者金融にも力を入れている。関連企業も多く多部門にわたるが,なかでも日本のコンビニエンス・ストアの草分けといえるセブン‐イレブン・ジャパン(株)(1973設立)やファミリーレストランの(株)デニーズジャパン(1973設立)などは業界でも有数の地位を占めている。資本金462億円(1997年5月),売上高1兆5464億円(1997年2月期)。…

【スーパーマーケット】より

… このスーパーマーケットの定義は必ずしも明確ではない。セルフサービスを原則とする高度に部門別に組織化された最寄品の大規模な廉売店であり,またチェーン・ストア形式をとるものが大部分であるが,その店舗規模の大小によって大きなものはスーパーマーケット,小さなものはスーパレットsuperetteと呼ばれることもあり,フランチャイズ方式で行われているコンビニエンス・ストアのような小型店もスーパーマーケットの一種である。また,その売上げの50%以上を衣料品・雑貨などが占める場合にはスーパーストア,さらにその巨大なものは総合小売店(ゼネラル・マーチャンダイズ・ストア,GMS)と呼ばれている。…

※「コンビニエンスストア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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