山川 世界史小辞典 改訂新版 「サイクス‐ピコ協定」の解説
サイクス‐ピコ協定(サイクス‐ピコきょうてい)
Sykes-Picot
1916年5月,英仏露3国の間で,オスマン帝国領の分割を定めた協定。各国の勢力範囲を定めたほか,パレスチナを国際管理地とした。第一次世界大戦中に強国間で結ばれた領土分割に関する秘密条約の代表的なもの。17年11月,革命後のロシア政府がこれを暴露し,フサイン‐マクマホン書簡との関係からも,アラブ人を痛憤させることになった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報