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サガン サガン Sagan, Françoise

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サガン
サガン
Sagan, Françoise

[生]1935.6.21. カジャルク
[没]2004.9.24. オンフルール
フランスの女性小説家,劇作家。本名 Quoirez。富裕な家庭に育ち,学業を中断,1954年 19歳で『悲しみよこんにちは』 Bonjour Tristesseを発表,空前のベストセラーとなり,クリチック賞を獲得。

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デジタル大辞泉の解説

サガン(Françoise Sagan)

[1935~2004]フランスの女流小説家。巧みな心理描写により、倦怠感漂う恋愛を描く。作「悲しみよこんにちは」「ある微笑」など。

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百科事典マイペディアの解説

サガン

フランスの女性作家。傷つきやすい青春期の愛の破局を描いた《悲しみよこんにちは》(1954年)を19歳で発表し,一躍有名になる。その後小説《ある微笑》(1955年),《ブラームスはお好き》(1959年),《1月のち1年のち》(1957年),《すばらしい雲》(1961年)のほか戯曲《スウェーデンの城》(1960年)などを書く。

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世界大百科事典 第2版の解説

サガン【Françoise Sagan】

1935‐2004
フランスの小説家,劇作家。本名フランソアーズ・コアレFrançoise Quoirez。ソルボンヌ在学中の18歳で小説《悲しみよこんにちは》(1954)を発表して,同年の批評家賞を獲得し,一躍ベストセラー作家となる。以後,現代の有閑階級の情事の空しさと悲しみを,きめこまやかな文体に託して描くことが,彼女の作品の基調となる。小説《ある微笑》(1956),《心の青あざ》(1972),戯曲《スウェーデンの城》(1960)等多数の作品がある。

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大辞林 第三版の解説

サガン【Françoise Sagan】

1935~2004) フランスの女流小説家。一八歳で書いた「悲しみよこんにちは」でデビュー。「ブラームスはお好き」、戯曲「スウェーデンの城」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サガン
さがん
Franoise Sagan
(1935―2004)

フランスの女流小説家、劇作家。本名フランソアーズ・クアレズFranoise Quoirez。富裕な実業家を父に南仏カジャルクに生まれ、パリで育った。パリ大学中退。18歳のとき、『悲しみよこんにちは』Bonjour tristesse(1954)を書いて文壇にデビューし、同年度の文学批評賞を獲得。男女間の心理の細かい動きを淡々とした筆致でデリケートな雰囲気と倦怠(けんたい)のかおりを漂わせて描く作風は、世界各国で大きな反響を呼び起こした。その後、小説に『ある微笑』Un certain sourire(1956)、『一年ののち』Dans un mois, Dans un an(1957)、『ブラームスはお好き』Aimez-vous Brahms?(1959)、『すばらしい雲』Les merveilleux nuages(1961)、『熱い恋』La chamade(1966)など、戯曲では『スウェーデンの城』Un chteau en Sude(1960)、『時おりヴァイオリンが……』Les violons parfois(1961)、『バランチーヌの藤色の服』La robe mauve de Valentine(1962)などを発表、ほかにバレエ、シャンソンなども書いた。理想をもったり信じたりすることのできない若い世代のシニスムと虚無感が、いっさいのむだを省いた、簡潔で短い文章の奥底に流れていて、読者の魂に触れる。『心の青あざ』Des bleus l'me(1972)は、戯曲のヒット作『スウェーデンの城』の主人公兄妹の物語と独白の日記を織り混ぜ、この書で初めて自己を語った。
 1970年代からは凝った文章を表現に加えるようになって、美しい短編集『絹の瞳(ひとみ)Des yeux de soie(1975)、小説『乱れたベッド』Le lit dfait(1977)などがある。その後、19世紀の伯爵夫人と農民詩人の悲恋を主題にした長編小説『愛の中のひとり』Un orage immobile(1983)、第二次世界大戦中のレジスタンスがテーマの長編小説『夏に抱かれて』De guerre lasse(1985)や、とくにサルトルとの友情が感動的に語られている、有名人のポートレートを描くエッセイ集『私自身のための優しい回想』Avec mon meilleur souvenir(1984)などを発表、90年代には小説『逃げ道』Les faux-fuyants(1991)、『愛をさがして』Un chagrin de passage(1994)を刊行するなど、精力的に創作活動を行った。また著作のほか、自作の芝居の演出、映画化へ取り組むなど、多方面に活躍した。[朝吹登水子]
『朝吹登水子訳『心の青あざ』(1974) ▽朝吹登水子訳『乱れたベッド』(1978) ▽朝吹登水子訳『昼も夜も晴れて』(1980) ▽朝吹登水子訳『愛は遠い明日』(1982) ▽朝吹登水子訳『赤いワインに涙が… 短篇集』(1983) ▽朝吹登水子訳『愛の中のひとり』(1986・以上新潮社) ▽加藤美雄訳『心の番人』(1988・第三書房) ▽朝吹由紀子訳『愛をさがして』(1997・新潮社) ▽吉田加南子訳『サラ・ベルナール――運命を誘惑するひとみ』新装版(1999・河出書房新社) ▽朝吹登水子訳『失われた横顔』『愛は遠い明日』『絹の瞳』『一年ののち』『ある微笑』『悲しみよこんにちは』『冷たい水の中の小さな太陽』『熱い恋』『すばらしい雲』『ブラームスはお好き』(以上新潮文庫) ▽朝吹由紀子訳『愛と同じくらい孤独』『水彩画のような血』『夏に抱かれて』『愛という名の孤独』(以上新潮文庫) ▽吉田暁子訳『厚化粧の女』上下(集英社文庫) ▽鷲見洋一訳『ボルジア家の黄金の血』(新潮文庫) ▽朝吹三吉訳『私自身のための優しい回想』(新潮文庫) ▽河野万里子訳『愛は束縛』『逃げ道』(以上新潮文庫) ▽朝吹登水子著『ボーヴォワールとサガン』(1967・読売新聞社)』

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