デジタル大辞泉 「サラミス」の意味・読み・例文・類語 サラミス(Salamis/Σαλαμίς) ギリシャ中部、サロニコス湾に浮かぶサラミス島の港町。現代名サラミナ。サラミス湾の最奥部に位置する。同島で最も人口が多い。キプロス島東岸にあった古代都市。ファマグスタの北東郊外に位置する。名称は、トロイア戦争でサラミス島の軍勢を率いて戦ったテウクロスが建設したという伝説に由来する。使徒パウロが伝道に訪れたことでも知られる。7世紀にアラブ人の攻撃を受けて滅亡。古代ローマ時代に築かれた劇場、アゴラ、公衆浴場、体育館などの遺跡がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「サラミス」の意味・読み・例文・類語 サラミス ( Salamis )[ 一 ] キプロス島(キプロス共和国)の東岸にあった古代都市。ギリシア・ローマ時代、フェニキアやエジプトとの交易で栄えた。六四八年アラブ人により破壊された。[ 二 ] ギリシア南部、サロニカ湾にある小島。アテネの西方約二〇キロメートル。海軍基地がある。クルーリ島。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サラミス」の意味・わかりやすい解説 サラミスSalamis キプロス島の古代主要都市。アテネ沖のサラミス島出身の英雄テウクロスがトロイ戦争の帰路建設したと伝えられる。島の東岸に位置し,ファマグスタ湾に面した良港があり,フェニキア,エジプト,キリキアなどとの通商が盛んであった。サラミス王エバゴラスは,前 411年フェニキア人の侵略を押え,ほぼ全島を支配した。その後,エジプトのプトレマイオス朝の支配を経て,前 58年ローマ領となった。この地を使徒パウロやバルナバスが訪れている。 115~117年ローマに対するユダヤ人の反乱および地震で破壊されたが,4世紀頃にローマ皇帝コンスタンチヌス2世が再建,コンスタンチーナと命名した。 647年アラブの侵入後,衰退。ローマ時代の広場や水道の遺跡が現存する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
デジタル大辞泉プラス 「サラミス」の解説 サラミス テレビアニメ「機動戦士ガンダム」に登場する宇宙戦艦。地球連邦軍の主力艦艇であるサラミス級宇宙巡洋艦。全長228メートル。単装メガ粒子砲や対宙ミサイルを装備する。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報