コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

サンショウモ

百科事典マイペディアの解説

サンショウモ

ムカデモとも。本州〜九州に分布するサンショウモ科の一年生のシダ。池,沼などの水面に浮かぶ水草で,ときには水面いっぱいに広がる。サンショウの葉のように楕円形の葉が対生し,水中に根がたれる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

サンショウモ【Salvinia natans (L.) All.】

姿がサンショウの葉に似て小型で,水田や池沼に雑草として浮遊する水生シダ(イラスト)。一年生。茎はまばらに分枝する。葉は3枚ずつ輪生するが,2枚は浮遊葉,1枚は根のように水中に沈む水中葉(沈水葉)である。浮遊葉は緑色,楕円形,表面には毛をつけた短い突起が密につき,裏面には軟らかい毛がある。水中葉は根のような細糸に裂けて,細毛をつける,その基部に小さい球状の胞子囊群がむらがってつく。胞子囊群は表面に軟毛をつけた球状の薄い包膜に包まれる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サンショウモ
さんしょうも / 山椒藻
[学]Salvinia natans All.

サンショウモ科の一年生水生シダ。全長7~10センチメートル。茎は多少分岐し、根はない。葉は3枚ずつ輪生し、うち左右の2枚は水面に浮かび、この浮水葉の形が広楕円(こうだえん)でサンショウの葉に似ていることからこの名がある。下側にある残りの1枚は水中に沈み、一見、根のように糸状体に細かく分かれる。胞子嚢(のう)は沈水葉の基部についている嚢果の中にあり、胞子には大小の区別がある。各地の水田や池沼に浮かび、群生する。[西田 誠]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のサンショウモの言及

【藻】より

…水中に生えている植物。もともと水生生活をする藻類だけでなく,陸上植物から水生に変わったアマモやキンギョモなどの顕花植物,サンショウモやミズニラなどのシダ植物,マリゴケなどのコケ植物も漠然とまとめて呼ぶ。【堀田 満】。…

※「サンショウモ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

サンショウモの関連キーワードアカウキクサ(赤浮草)サンショウモ(山椒藻)羊歯・歯朶浮水植物ムカデモ沼沢植物水生植物大山椒藻水生羊歯糸状体前葉体淡水草大胞子赤浮草根状葉山椒藻小胞子檜藻西田気葉

今日のキーワード

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す

《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android