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シャルルの法則 シャルルのほうそくCharles' law

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シャルルの法則
シャルルのほうそく
Charles' law

一定体積気体の 0℃および t ℃における圧力 p0 および p の間には関係式 pp0(1+t/273) が成り立つという法則。1787年 J.シャルルによって発見された。絶対温度 Tt+273 を用いれば,前式は p/T=一定 と書ける。この法則はゲイ=リュサックの法則とも呼ばれる。しかし,1801年 J.ゲイ=リュサックが提案したのは,一定圧力のもとで 0℃および t ℃における気体の体積 v0 および v の間には関係式 vv0(1+t/273) が成り立つという法則であって,シャルルの法則とは異なる。これは,のちにシャルルの法則とボイルの法則とを結合して pv/T=一定 というボイル=シャルルの法則が確立されてから生じた混同である。

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百科事典マイペディアの解説

シャルルの法則【シャルルのほうそく】

すべての気体の体積は一定圧力下では絶対温度に比例し,温度が1℃上がるごとに0℃の時の体積の約1/273ずつ増加するという法則。1787年J.シャルルが発見。1801年ゲイ・リュサックが同じ発見をしたためゲイ・リュサックの法則ともいう。
→関連項目ゲイ・リュサックの法則

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法則の辞典の解説

シャルルの法則【Charles' law】

等圧下における気体の体膨張係数は,その種類によらず常に一定である.フランスのシャルル(J. A. C. Charles)によって1787年に発見された.この事実は彼に先立って,同じくフランスのアモントンによって発見されていたために,アモントンの法則*とも呼ばれている.後にこの体膨張係数が1/273に等しいことを精密に測定したのはゲイ=リュサックで,そのために,シャルル‐ゲイ=リュサックの法則*ということも多い.

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大辞林 第三版の解説

シャルルのほうそく【シャルルの法則】

気体の体積は一定圧力のもとでは、摂氏1度の温度上昇によって、摂氏0度での体積の273分の1ずつ増加する、あるいは、気体の体積はその絶対温度に比例するという法則。1787年シャルルが発見。1802年ゲイ=リュサックが各種の気体について測定して完全なものにしたので、ゲイ=リュサックの法則ともいう。 → ボイル-シャルルの法則

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シャルルの法則
しゃるるのほうそく

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世界大百科事典内のシャルルの法則の言及

【シャルル】より

…気球による飛行はパリ市民の注目を集め,のちに軍事偵察や大気の研究に利用された。87年には,圧力一定のとき気体はその種類によらず温度に比例して膨張すること(シャルルの法則)を発見,これはのちにゲイ・リュサックの精密な実験によって確定された。彼は重要な著作をほとんど残さなかったが,雄弁な講演と優れた演示実験によって人々の好評を博し,95年,アカデミー・デ・シアンス会員に選ばれた。…

【状態方程式】より

…すなわち,イギリスの物理学者R.ボイルは,1662年,一定温度のもとで,一定量の気体の体積はその圧力に反比例すること(ボイルの法則)を明らかにした。それから1世紀ほどたって,フランスの物理学者J.シャルルは,1787年,一定圧力の場合,気体の体積は絶対温度に比例すること(シャルルの法則,またはゲイ・リュサックの法則という)を見いだした。現在では,この両者の法則を合わせて,ボイル=シャルルの法則という。…

【ボイル=シャルルの法則】より

…一定量の気体の体積Vは圧力pに反比例し,絶対温度Tに比例するという法則。一定温度では気体の体積と圧力は反比例するというボイルの法則(ボイル=マリオットの法則ともいう)と,圧力一定のもとでは気体の体積は絶対温度に比例するというシャルルの法則(ゲイ・リュサックの法則ともいう)とを統合したもので,この法則によると,n(mol)の気体に対して,pVnRTの関係が成り立つ(Rは気体定数)。この法則は,常温,常圧の気体に対してはよく成立するが,低温,高圧の場合にはこの法則からのずれが大きくなる。…

※「シャルルの法則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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