コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

シュランベルジェ Schlumberger, Jean

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シュランベルジェ
Schlumberger, Jean

[生]1877.5.26. ゲブビレール
[没]1968.10.25. パリ
フランスの小説家,批評家。『NRF (エヌエルエフ) 』誌の創刊者の一人で,ジッドの友人。プロテスタントの家庭に育ち,作品にもその影響がうかがわれる。古典的かつ緊密重厚な文体で,集団における心理分析を得意とする。小説『幸福な男』 Un homme heureux (1921) ,『サン・サチュルナン』 Saint Saturnin (31) ,評論『マドレーヌとアンドレ・ジッド』 Madeleine et André Gide (56) など。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

シュランベルジェ

フランスの作家。ジッドの親友で,《NRF》誌の創刊に尽力し,その中心的人物となる。コポーのビュー・コロンビエ座創設にも協力。プロテスタンティズムの影響を強く受け,厳正なる良識と気高い感性をもって,心理主義的小説,批評,戯曲などを発表した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シュランベルジェ
しゅらんべるじぇ
Jean Schlumberger
(1877―1968)

フランスの小説家。アルザスのプロテスタントの家に生まれる。その潔癖で厳しい倫理観を、生活においても文学においても、終生持ち続けた。また、少年時代からジッドの生涯の友であった。早くからペギーが創刊した『半月手帖(はんげつてちょう)』などにおける文学革新の運動に関心を示し、1909年、ジッドの後ろ盾で、コポーらと『NRF(エヌエルエフ)』誌を創刊。またコポーのビュー・コロンビエ座設立にも参画した。20世紀初頭の文学風土の醸成に果たした役割は大きい。『不安な父子関係』(1913)以下、『幸福な男』(1921)、『不実な友』Camarade infidle(1922)、『年老いたる獅子(しし)le Lion devenu vieux(1924)、『18歳の眼(め)』(1928)、大作『サン・サチュルナン』(1931)と続く小説作品は、いずれも精緻(せいち)な心理分析と、厳密な描法で書かれたものである。評論には、意志のヒロイズムを扱ったといえる『コルネイユ的楽しみ』Plaisir Corneille(1936)、友とその妻を描く『マドレーヌとアンドレ・ジッド』Madeleine et Andr Gide(1956)がある。[小林 茂]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

シュランベルジェの関連キーワードルージュモン5月26日ガリマール物理検層

今日のキーワード

ムガベ大統領

1924年、英植民地の南ローデシア(現ジンバブエ)生まれ。解放闘争に参加し、80年にジンバブエを独立に導いた。同年から首相、87年から大統領として実権を握り続けた。2000年以降は白人農場主の農園を強...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android