ショーロ(その他表記)choro

デジタル大辞泉 「ショーロ」の意味・読み・例文・類語

ショーロ(〈ポルトガル〉choro)

ブラジル軽音楽の一。19世紀から都会で流行し、ギターフルート中心とする即興的演奏特色がある。

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精選版 日本国語大辞典 「ショーロ」の意味・読み・例文・類語

ショーロ

  1. 〘 名詞 〙 ( [ポルトガル語] choro ) ブラジルの軽音楽一つ。一九世紀から都会で流行した。ギターとフルートを中心とした即興演奏に特色がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「ショーロ」の意味・わかりやすい解説

ショーロ
choro

ブラジルで19世紀後半に完成された都市大衆音楽。フルートやギターなどからなる小編成アンサンブルで,ポルカなどのヨーロッパ渡来の音楽を演奏しているうちに独自の即興性をもつ器楽音楽に発展し,すすり泣くような哀愁があるというので〈泣く〉(ショラールchorar)という言葉からショーロの語が生まれた。1930年ころ以降はサンバリズム感を取り入れ,サンバ・ショーロsamba-choroなどいくつかのバリエーションも生まれ,今なおサンバと密接に関連しながら独立した一ジャンルであり続けている。
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百科事典マイペディア 「ショーロ」の意味・わかりやすい解説

ショーロ

ブラジルで19世紀後半に完成された都市大衆音楽。白人系社会で生まれた音楽。ポルカなどのヨーロッパ渡来の音楽をフルートやギターなどからなる小規模の器楽合奏で演奏しているうちに,独自の即興性をもつ器楽に発展。のちには歌をまじえたショーロも現れ,サンバと結びついたサンバ・ショーロなどの変形も生まれた。黒人色の強いサンバと密接に関連しながらも独自性を保っている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ショーロ」の意味・わかりやすい解説

ショーロ
choro

リオデジャネイロに発祥した,ブラジルの都会的音楽で,だいたいは器楽による小編成の合奏による。ソロの即興演奏が入るのが特色である。すでに 19世紀から存在するが,日本では 1980年代に本格的に紹介され,人気を得た。

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