シングルマザー

デジタル大辞泉

シングル‐マザー（single mother）

母子家庭の母親。また、未婚の母。⇔シングルファーザー。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

シングル‐マザー

1. 〘 名詞 〙 ( [英語] single mother ) 母子家庭の母親。また、未婚の母。

出典　精選版 日本国語大辞典

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シングル・マザー

一人で子どもを育てる母親のこと。日本では，父のない子は不幸であるといった固定観念や差別意識が，法的にも人びとの意識のなかにもいまだに根強く，シングル・マザーになることは多くの困難をともなう。とくに未婚・非婚の状態で子どもを産もうとする場合，本人に産む意志があっても周囲によって人工妊娠中絶をすすめられることも多い。婚外子差別は，出生届，住民票，戸籍の記載，遺産の相続にまでおよぶ。また，ひとりで子どもを育てる親を援助する社会保障や福祉施設の不備も問題である。こうした状況の背景には，いまだ堅固な家父長制的家制度が大きく影響している。→シングル・ファーザー
→関連項目婚外子｜精子銀行

出典　株式会社平凡社

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

シングルマザー
single mother

法的な婚姻関係になく子供を生んだ女性（未婚の母），あるいは離婚や別居して子供を養育している母親。婚姻内の男女間に子供が生まれることを嫡出といい，未婚の母から生まれた子供は民法では，嫡出でない子（非嫡出子）と呼ばれる。否定的な語感が強く差別的であるいう理由で，近年は婚外子ということばが使われることが多い。日本の出生総数に占める非嫡出子の割合は 1.9%で，スウェーデンの 56.0%などと比べ，きわめて少ない（『平成17年版国民生活白書』内閣府，2005年）。しかし，婚姻届は出さないが事実上の婚姻関係にある事実婚を選択するカップルが増えていることなどから，増加傾向にある。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典