ジャンソン(読み)じゃんそん(英語表記)Francis Jeanson

日本大百科全書(ニッポニカ)「ジャンソン」の解説

ジャンソン
じゃんそん
Francis Jeanson
(1922―2009)

フランスの哲学者。サルトルに傾倒し、彼の主宰する雑誌『レ・タン・モデルヌ』の有力な書き手となる。数冊のサルトル論、現象学の研究などがある。アルジェリア独立戦争(1954~1962)が始まると、ただちに著述を通して公然と独立運動を支持し、のちには地下組織をつくってフランス軍隊からの脱走兵を積極的に援助するなど、その行動は広く海外にも反響をよんだ。

[鈴木道彦]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ジャンソン」の解説

ジャンソン
Jenson, Nicolas

[生]1420頃.ソンムボアール
[]1480. ローマ
フランスの出版・印刷業者。貨幣の型板の彫刻師の徒弟となったのち,トゥールの王立造幣局の職長となったが,1458年ドイツのマインツにおもむき J.グーテンベルクのもとで印刷を研究。 70年ベネチアに印刷所を開き,ローマン体小文字字母を開発,またギリシア字体やゴシック活字もデザインした。

ジャンソン
Jeanson, Francis

[生]1922. ボルドー
フランスの小説家,哲学者,評論家。サルトルの弟子で,『タン・モデルヌ』誌の主要な寄稿家。師とともに活発な政治活動に従事した。主著に『笑いの人間的意味』 Signification humaine du rire (1947) ,『サルトル』 Sartre par lui-même (55) など。

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世界大百科事典 第2版「ジャンソン」の解説

ジャンソン【Paul‐Émile Janson】

1872‐1944
ベルギーの政治家。ブリュッセル弁護士として名をあげ,自由党の下院議員(1914‐35),続いて上院議員として活躍し,国防相,法相などを歴任。戦間期における自由党の指導者の一人で,19世紀末以来衰退傾向にあった自由党を,カトリック党労働党のあいだの穏健な中道政党として位置づけ,勢力を確保し,3党連立内閣首相(1937‐38)に就任した。第2次大戦下,ナチス・ドイツによりブーヘンワルト強制収容所に送られて死んだ。

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