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ジュースミルヒ ジュースミルヒ Süssmilch, Johann Peter

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジュースミルヒ
ジュースミルヒ
Süssmilch, Johann Peter

[生]1707.9.3. ベルリン
[没]1767.3.22. ベルリン
ドイツの統計学者。穀物商の子として生れ,医学,解剖学,植物学などを学んだのち,ハレ,イェナ両大学で神学,哲学を修めた。第1次シュレジエン戦争に牧師として従軍,陣中で主著『神の秩序』 Die göttliche Ordnung in den Veränderungen des menschlichen Geschlechts,aus der Geburt,Tod,und Fortpflantzung desselben erwiesen (1741) を書いた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ジュースミルヒ【Johann Peter Süssmilch】

1707‐67
ドイツの統計学者。ベルリンの富裕な穀物商人の家に生まれる。ベルリンの僧院やハレ大学イェーナ大学などで,語学,神学,哲学を学んだ後,プロテスタントの牧師となる。彼の名を歴史にとどめたのは,1741年に出版された著書《出生,死亡,増殖による人類の変化を通じて示された神の秩序》(一般に《神の秩序》と略称される)によってである。この本はイギリスの政治算術学派の方法に学び,より広範なデータと一貫した方法をもって,出生,死亡の法則性を確立したものであった。

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大辞林 第三版の解説

ジュースミルヒ【Johann Peter Süssmilch】

1707~1767) ドイツの哲学者・統計学者。ライプニッツ=ボルフ学派に属し、近代統計学の始祖。言語神授説を唱えた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジュースミルヒ
じゅーすみるひ
Johann Peter Sssmilch
(1707―1767)

ドイツの統計学者。ベルリンの穀物商で熱烈な新教徒の家庭に生まれる。ベルリンの僧院や解剖学研究所で語学、医学、解剖学、植物学などを学んだが、さらにハレおよびイエナの大学に入り、数学、神学、哲学などを学んだ。第一次シュレージエン戦争に連隊付き牧師として従軍し、陣中で主著『神の秩序』(初版1741年)を著したが、それは、人間の出生、死亡、婚姻などの諸資料を、広く各教区から集めて数量的観察を行い、人口現象のなかに一定の数量的法則が存在することを明らかにしたものであった。彼はこの法則性こそ神の秩序であると考えたが、それは要するに社会現象に確率論を適用したものにほかならない。その点から、近代統計学の開祖の一人と評価されている。[木村太郎]
『高野岩三郎・森戸辰男訳『神の秩序』(1949・栗田書店/復刻版・1969・第一出版) ▽松川七郎「ヨハン・ペーター・ズュースミルヒ――その生涯の素描」(『商学論纂』第14巻4号所収・1973・中央大学出版部)』

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世界大百科事典内のジュースミルヒの言及

【人口統計】より

…このような統計学に対する概念規定は,当然,統計学とその成立および発展をともにしてきた人口統計の方法と考え方にも反映して,統計学と同じ二つの概念規定に到達し,その学問的性格に対する認識にも相違がでてくる。その代表的な例として,J.グラントの《死亡表に関する自然的および政治的諸観察》(1662),およびJ.P.ジュースミルヒの《神の秩序》(1741)をあげることができる。前者は統計的研究の対象として人間の出生→死亡現象に初めて統計的研究方法を適用したものであり,後者はこれを受け継ぎながら多分に世代生命表的な考え方へと発展させたものである。…

【生命表】より

…この中に生命表の主軸となる年齢別死亡生存表などをみることができる。この学問系譜をさらに発展させた人にドイツのジュースミルヒJohann Peter Süssmilch(1707‐67)がおり,1741年に《神の秩序》を刊行した。生命表との関係では,年齢別の死亡数をみる目が単なる数値として観察するのではなく,それを生みだした現実の社会生活とのかかわりあいで観察しようとする点で特徴点をもつ。…

【全体論】より

…生気論は,要素や部分に還元されない全体独自のものを説明するために〈生気vita(spiritus)〉なるものを導入するのであるが,これによって科学的に説明することになるかどうかには問題がある。 例えば,ドイツの統計学者ジュースミルヒは人口統計をとって大量観察した結果,個人の寿命は無秩序であるが,全体としては死亡率や出生率,男女の出生比が一定になることを見いだした。このように全体として現れてくる規則性は個々の要素に還元したりそこから説明することのできないもので,これを彼は〈神の秩序die göttliche Ordnung〉と呼んだ(1741)。…

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