出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
C57H110O6(891.50).C3H5(OCOC17H35)3.ステアリン酸のグリセリドでトリステアリンともいう.葉片状晶.融点55 ℃ および71~72 ℃(複融点).冷エタノール,冷エーテルに難溶,ベンゼン,クロロホルムに易溶.ろうそくの製造などに用いられる.[CAS 11099-07-3]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…工業的には,天然油脂を水素添加により硬化し,それを加水分解して得た脂肪酸混合物から蒸留などによって分離される。工業用のステアリン酸と呼ばれるものにはステアリン酸を主成分とする固体脂肪酸で,パルミチン酸その他の高級脂肪酸を含むものがあり,ステアリンと呼ばれることもある。用途としては,ゴム工業用滑剤など,プラスチック工業における塩化ビニル樹脂の安定剤,可塑剤など,洗剤,乳化剤,セッケン,グリース,ろうそく,バニシングクリームに代表される化粧品など,多くの製品の原料に用いられる。…
※「ステアリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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