デジタル大辞泉
「ステラジアン」の意味・読み・例文・類語
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ステラジアン
- 〘 名詞 〙 ( [英語] steradian ) 角度の単位。立体角の大きさを示す。
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ステラジアン
steradian
立体角の単位で,記号はsr。空間の中の1点Oからでる半直線が動いて空間のある部分を囲むとき,囲まれた部分をOのまわりの立体角といい,ステラジアンは,球の中心を頂点とし,その球の半径を1辺とする正方形の面積に等しい面積をその球の表面上で切りとる立体角である。すなわち半径1mの球面から立体角が切りとる面積がa(m2)のとき,立体角はa(sr)である。国際単位系では立体角が一つの面積と一つの長さの2乗との比で表現されることを考慮して,これを次元をもたない組立量と考える。球の全表面積に相当する立体角は4π(sr)である。
執筆者:大井 みさほ
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百科事典マイペディア
「ステラジアン」の意味・わかりやすい解説
ステラジアン
立体角の単位。記号sr。1ステラジアンとは,球の半径の平方に等しい面積をもつ球面上の部分が中心に対して張る立方角の大きさをいう。全球面が中心に対して張る立方角は4πステラジアン。
→関連項目カンデラ|光度|ルーメン
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知恵蔵
「ステラジアン」の解説
ステラジアン
ラジアンは平面角の単位、ステラジアンは立体角の単位。円周上で、その円の半径と同じ長さの弧を切り取る2つの半径に挟まれた平面角が1 radで、度で表すと180/π(円周率)、すなわち、約57.3度となる。球の中心を頂点とし、球面上でその球の半径の2乗の面積を切り取る錐体に含まれる立体角が1 srで、全立体角は4π srとなる。このように、平面角、立体角は、それぞれ長さの比、長さの2乗の比で表されるため、基本量(長さ)の次元を含まない。したがって、これらの単位はいずれも数「1」と同じになり、代数式(量の方程式など)の中で角度の次元を明示できない、という不便がある。そこで、SIでは、ラジアンとステラジアンを固有の名称を持つ組立単位としている。
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ステラジアン
steradian
立体角の大きさを表す組立単位。記号 sr。1srは球の半径の 2乗に等しい面積をもつ球面上の面分が球の中心に対してつくる立体角。平面角に対するラジアンを立体角に拡張したもので,半径 r の球の表面積は 4πr2であるから,中心のまわりの全立体角は(4πr2/r2)sr=4πsrとなる。
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ステラジアン【steradian】
立体角の国際単位。記号は「sr」。1srは球面上で半径と同じ長さを平方した面積が切り取る錐(すい)体が中心に対してなす立体角。球面全体が中心に対してなす立体角は4πステラジアンである。
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