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スバールバル諸島 スバールバルしょとう Svalbard

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スバールバル諸島
スバールバルしょとう
Svalbard

ノルウェー北方の北極海に浮かぶ島群。ノルウェー領。東経10°~35°,北緯74°~81°の間に分布。世界最北の定住地。スピッツベルゲン島ノールアウストラン島(北東島),バレンツ島,エッジ島など九つの島を中心に構成される。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

スバールバル諸島

バレンツ海の北緯74~81度に位置し、冬の平均気温マイナス15度。人口約2500人。16世紀末、オランダ人探検家が発見。人が定住したのは1906年に米国人が石炭の採掘を始めてから。各国せめぎ合いの末、20年にノルウェーや英米、日本などがスバールバル条約を結び、ノルウェーの主権を認める代わりに、締約国の国民は平等で自由な経済活動が保証された。ビザに関するノルウェー政府の政策はこの条約の精神に基づく。

(2010-01-01 朝日新聞 朝刊 1外報)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

スバールバル‐しょとう〔‐シヨタウ〕【スバールバル諸島】

Svalbard》北極海にあるノルウェー領の諸島。北緯80度付近にあり氷河ツンドラに覆われる。石炭を産出。北極探検の基地。主島はスピッツベルゲン島。人口2067人(2010)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スバールバル諸島
すばーるばるしょとう
Svalbard

北極圏にあるノルウェー領の島嶼(とうしょ)群。ノルウェー北端の海岸からバレンツ海を北へ約650キロメートル、北緯74~81度に浮かぶ。スピッツベルゲンSpitsbergen諸島ともいう。主島は最大のスピッツベルゲン島で、ほかにノールオウストランデ、バレント、エドゲなどの島々がある。総面積6万1229平方キロメートル、人口2423(1999)。島の大部分は氷雪に覆われる。月平均気温が0℃以上を示すのは6月から9月までの夏4か月だけで、7月でも6.4℃にすぎない(スバールバル空港の気象観測による)。ツンドラ(永久凍土帯)気候という寒冷な環境にありながら人間の居住地域となっているのは、石炭資源に恵まれたからである。1920年ノルウェーが主権をもつことになったが、資源利用は他国にも開放されたので、スピッツベルゲン島のイスフィヨルド周辺の炭田には、ノルウェーのほかロシアの炭鉱もある。ノルウェーの炭鉱からは39万9940トンの石炭が生産され、全人口中939人はロシア人である(1999)。[竹内清文]

歴史

1149年に発見されたとアイスランドの書(Landnmabk)は記している。16世紀後半から、近海でヨーロッパ諸国が捕鯨に従事した。1618年、イギリス、オランダが島内に分割線を引き、一時期ノルウェー・デンマーク同君連合王クリスティアン4世が主権を要求した。捕鯨の衰退後は、ロシア、ノルウェーの船が狩猟に訪れるのみで、主権者不在の状況が続く。19世紀後半、石炭鉱床の発見を機に諸国の関心の的となり、1910~14年、その所有権をめぐって三たび国際会議がオスロで開かれた。
 第一次世界大戦中は、一時、ソ連、ノルウェー、スウェーデンの共同管理下に置かれ、1920年パリ会議で、軍事基地の不設置、経済面での門戸開放を条件に、ノルウェーの主権が認められた。第二次世界大戦中はドイツに占領され、また戦略上、米ソ間にまたがる位置にあることから、44年と47年にソ連がノルウェー政権に将来の共同防衛を提案したことがあるが、ノルウェーは不同意であった。米ソ対立時代は軍事戦略上、重要視された。[大島美穂]

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