スモーガスボード(読み)すもーがすぼーど(英語表記)smörgåsbord スウェーデン語

日本大百科全書(ニッポニカ)「スモーガスボード」の解説

スモーガスボード
すもーがすぼーど
smörgåsbord スウェーデン語

スウェーデンの代表的料理。スウェーデン人の食生活は一般に簡素なものだが、スウェーデン料理の代表格として知られるスモーガスボードは、いわばこの国の海の幸、山の幸の集大成ともいえる豪華なもので、日本でも盛んなバイキング料理原型である。

 ニシンの酢漬け、サケのマリネ、ハム、レバーペースト、ローストビーフ、サラダ類といった冷菜から、ハンバーグ、グラタンなどの温かい料理、そして何種類ものパンやチーズ、甘いものまで、50種以上に及ぶ料理を並べたテーブルから、それぞれ好みのものをとって食べる、いわゆるセルフサービスの形式で楽しむ御馳走(ごちそう)である。飲み物は普通、アクアビットとよばれるジャガイモの蒸留酒で、アルコール度40~45%の強いものだが、さわやかな口あたりが食欲をそそる。スモーガスとは、バターを塗ったパンので、デンマークの有名なオープン・サンド、スミョルブロイと同義である。スウェーデンでも一般家庭ではパンにありあわせの料理をのせたスモーガスはよく食べられるが、スモーガスボードはかならずしもパンの上にはのせない。ちなみにボードは食卓を意味する。冬ごもりの食料を持ち寄って食べたのが始まりとする説、バイキングたちが好んで食べたとする説などあるが、定説はない。ただいえることは、本来はもっと簡素な、あるいは粗野なものであっただろうということである。

[角田 俊]

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典「スモーガスボード」の解説

スモーガスボード【smörgåsbord(スウェーデン)】

スウェーデン、デンマークなど北欧の料理で、テーブルに数多くの料理を並べ、各自でとって食べるもの。まずにしんの酢漬け、鮭やうなぎの燻製、キャビアなどの冷たい魚料理から食べ始め、ハムやレバーペーストなどの冷たい肉料理、その後に温かい魚・肉料理、最後にデザートを食べる。◇「スモーガス」は「バターつきのパン」、「ボード」は「テーブル」の意。もとはオープンサンドイッチなどの前菜を中心としたものであった。日本のバイキング料理は、これをヒントにできたとされる。⇒バイキング料理

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

デジタル大辞泉「スモーガスボード」の解説

スモーガスボード(〈スウェーデン〉smörgåsbord)

《スモーガスはバター付きパン、ボードは食卓の意》スウェーデンの料理で、肉・魚・野菜などの各種料理を食卓に並べ、自由に取り分けて食べるもの。日本のバイキング料理の原型。

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精選版 日本国語大辞典「スモーガスボード」の解説

スモーガスボード

〘名〙 (smörgåsbord) スウェーデンの料理。肉、魚、野菜、果物などの料理を何種類も並べ、自由に取り分けて食べるもの。日本でいう「バイキング」の原型。

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