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スリッパ slippers

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スリッパ
slippers

足,脚を締める紐や留具のついていない開放型はきものの一種。 slip (滑る) に接尾語のついた名詞で,足を滑り込ませてはくことに由来する。底と爪先をおおう部分だけのものと,かかとをおおう部分のついたものとがあり,いずれもくるぶしより浅い場合が多い。

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大辞林 第三版の解説

スリッパ【slipper】

足の先を滑り込ませて履く、留め金やひものついていない洋室内の履物。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スリッパ
すりっぱ
slipper

英語ではスリッパーといい、スリップslipするように、するりと簡単に履き脱ぎできる、紐(ひも)や留め金のない履き物の総称。日本では、かかとの平らな、爪皮(つまかわ)で甲の部分のみを覆ったサンダル式の室内履きだけをさすが、これはバス・スリッパbath slipperやベッドルーム・スリッパbedroom slipperやスカフscuffにあたる。しかし、スリッパは本来、もっと広範で、一般にくるぶしよりも浅く、ヒールも高低さまざまあり、バレエ・シューズや婦人用のパンプス型のものなど、日本では、いわゆる靴に属するものも含まれる。古代エジプトですでに登場しており、その後古代ローマや中世時代にもこの形式のものが踏襲されたが、スリッパの語が使われ始めるのは16世紀になってからである。アングロ・サクソン人の間では、スライプ・シューslype-shoeとよばれたが、履き脱ぎが簡単な軽いロー・シューズの一般名であった。
 代表的な種類をあげると、〔1〕オペラ・スリッパopera slipper 観劇用の婦人靴。オペラ・パンプスopera pumpsともいう。ハイヒールでドレッシーなものが多い。〔2〕ジュリエットjuliet 後ろと甲部が深く覆われていて側面が低く、土ふまずの両側にV字形の切込みがある婦人用室内履き。男子用はロメオromeoという。〔3〕スカフscuff 足をひきずって歩く、の意で、日本でスリッパというものにあたる。〔4〕スリッパ・ソックスslipper-socks 毛糸編みの短靴下の底に、革やフェルトを縫い付けた室内履き。〔5〕バス・スリッパbath slipper バスルーム用。つっかけ式の軽いもの。〔6〕バレエ・スリッパballet slipper バレエ・シューズのこと。〔7〕ベッドルーム・スリッパbedroom slipper 寝室用。〔8〕ミュールmule つまさきだけを覆う、かかとの開放された室内履き。もとは靴の上に履く泥よけ用であったが、16世紀に室内履きとなった。[田中俊子]

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世界大百科事典内のスリッパの言及

【スリッパー】より

…スリップ(すべる)という意味をもった,足を楽にすべりこませてはける室内用の履物の総称。日本ではスリッパといい,おもに上草履の類を指すことが多い。本来はパントーフルpantoffleと呼ばれる履物で,14世紀ころのものは底をふくめて素材は皮であったが,中世の終りにはコルクの底になった。…

※「スリッパ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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