セントラルヒーティング

デジタル大辞泉 「セントラルヒーティング」の意味・読み・例文・類語

セントラル‐ヒーティング(central heating)

建物の一か所に設けた熱源装置から蒸気温水を建物内の各部に送って暖房する方式中央暖房
[類語]暖房ヒータースチームスチームヒーターオンドル炬燵こたつ囲炉裏暖炉ペチカストーブ火鉢手あぶり湯たんぽ懐炉熱器具

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精選版 日本国語大辞典 「セントラルヒーティング」の意味・読み・例文・類語

セントラル‐ヒーティング

〘名〙 (central heating) 建物の一か所に熱源装置を設け、そこから建物の各部に蒸気や温水を送る暖房方式。集中暖房。中央暖房。
抱擁家族(1965)〈小島信夫〉二「アメリカ式のセントラル・ヒーティングというやつにしなくっちゃ」

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リフォーム用語集 「セントラルヒーティング」の解説

セントラルヒーティング

建物の一か所に設けた熱源装置から、熱を各室に送って暖房する装置のこと。集中暖房システムボイラーなどの加熱装置を建物の内部か、建物に接して設置して、蒸気や温水を、配管ダクトを通して各居室に送る暖房システムのこと。壁に設置したパネル内に温水を通したり、床下に温水を通す床暖房タイプなどもある。ガス灯油などによってつくり出した温水や温風で暖房する。各部屋や廊下間の温度差が小さくなり、結露も少なくなる、家全体を暖める場合には各部屋を個別に暖房するよりコストが安くすむなどのなどのメリットがある。その一方で、大掛かりな工事を必要とするので、イニシャルコストが大きくなる傾向がある。

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百科事典マイペディア 「セントラルヒーティング」の意味・わかりやすい解説

セントラルヒーティング

集中暖房,中央暖房とも。建物の1個所に熱源を設け,パイプまたはダクトにより熱媒を各室に送って給熱する暖房方式。蒸気暖房,温水暖房,温風暖房のほか,天井,床,壁などに管を埋め込み,50〜60℃の温水を通す低温式放射暖房(パネルヒーティング)がある。いずれも燃料には軽油,重油,都市ガスなどが用いられる。
→関連項目暖房

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改訂新版 世界大百科事典 「セントラルヒーティング」の意味・わかりやすい解説

セントラルヒーティング
central heating

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「セントラルヒーティング」の解説

セントラルヒーティング【central heating】

熱源を建物内の1ヵ所に集中させて、パイプやダクトで各部屋に熱を送るシステムの暖房。温水や蒸気など各種の熱媒を利用する。熱源が1ヵ所なので、防災などの管理がしやすい。◇「中央暖房」ともいう。

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世界大百科事典(旧版)内のセントラルヒーティングの言及

【暖房】より

…室内を暖めること。暖房しようとする個々の室の内部にストーブなどの暖房器具を置く個別暖房individual heatingと,ボイラーや熱ポンプ(ヒートポンプ)で熱せられた熱媒を多数の室に分配する中央暖房(セントラルヒーティングcentral heatingともいう)があり,後者はさらにラジエターやコンベクターなどの放熱体を置く直接暖房と,別の場所(例えば機械室)に設置した装置で暖めた空気を室内に送り込む間接暖房に分類される。 個別暖房は古くから利用され,日本では火鉢,炬燵(こたつ),囲炉裏(いろり)が,ヨーロッパ諸国ではストーブ,暖炉が多く使われてきた。…

※「セントラルヒーティング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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