単数のsocial serviceは、現代の日本における社会福祉事業にほぼあたるものである。ただし、日本では社会福祉事業に更生保護事業を含める例があるが、後者はソーシャル・サービスに含めない。複数のsocial servicesは、現代の日本で社会保障として一括される社会保険、公的扶助、社会福祉事業などのほか、公衆衛生、住宅政策、教育政策などまでを含んでいる。しかし、ここでも、更生保護事業は含まれない。単数よりは複数のほうがより多く使われているようである。元来はイギリスでよく使われた概念であるが、のちにアメリカでも広く使われるようになった。歴史的にしだいに慣用されるようになったものであるから、とくに厳密な定義があるわけではない。したがって、このことばが使われているときには、どのような意味でそれが使われているのかに、そのつど注意しなければならない。
[副田義也]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…ソーシャル・アドミニストレーションはイギリスの大学でソーシャル・サービスを研究,教育する学部名となっており,一つの学問分野と認められている。ただ,それが固有の知識体系を持った学問領域disciplineであるか否かについては,議論が分かれている。…
※「ソーシャルサービス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新