コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

タガログ族 タガログぞくTagalog

翻訳|Tagalog

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タガログ族
タガログぞく
Tagalog

フィリピンの主要民族の一つ。ルソン島リサール州,ラグナ州,ブラカン州,バターン州などに住む。タガログ語は他のフィリピン諸語と同じくオーストロネシア語族に属し,これを母語とする者は 1000万人以上と推計される。 16世紀後半から約 300年にわたるスペイン人の支配により,80%以上がカトリック教徒となっている。農村地帯では伝統的な生活様式が維持され,大半が木やニッパヤシでつくった小さな高床式の家屋に住み,水稲耕作を主とする農業を営んでいるが,主要な換金作物はサトウキビとココナッツである。 19世紀から 20世紀初頭にかけて起こった白人 (スペイン人,アメリカ人) の植民地支配に対する革命運動で,最も重要な役割を演じた。フィリピン国民の主要な英雄や,独立後の政府の指導者を多く輩出している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

タガログぞく【タガログ族 Tagalog】

フィリピンのいわゆる平地キリスト教民の一グループで,マニラを中心にルソン島中部・南西部の諸州,およびミンドロ島海岸平野部やマリンドゥケ島などに住み,タガログ語を話す。人口は1000万(1975)で総人口の23.8%を占め,セブアーノ族と並んでフィリピン最大の言語グループを形成している。3世紀を超えるスペイン支配,次いでアメリカ統治,日本軍政,そして現在のフィリピン共和国に至るまで,常にマニラが政治・経済・文化の中心であったために,フィリピンにおけるタガログ族の社会的地位は一般に高く,数多くの政治家,実業家を輩出している。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のタガログ族の言及

【タガログ語】より

…フィリピンのマニラを中心とする諸州に行われる言語で,アウストロネシア語族のうち西部語派(インドネシア語派)に属する。タガログ語を母語とする人口は約1000万(1975)で,それはフィリピン全人口の4分の1にみたないが,1937年にすでにフィリピンの国語に指定され(このタガログ語を基礎とした共通語はピリピノ語Pilipinoと呼ばれる),小学校の正課として教えられているから,タガログ語を理解する人口は多い。…

※「タガログ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

タガログ族の関連キーワードインドネシア諸族ルバング[島]クンディマンイロカノ族ビサヤ族

今日のキーワード

グランピング

「グラマラス(Glamorous)」と「キャンピング(Camping)」を掛け合わせた造語で、ホテル並みの設備やサービスを利用しながら、自然の中で快適に過ごすキャンプのこと。従来型のキャンプとは一線を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android