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タチバナ TACHIBANA CO., LTD.

日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

タチバナ

正式社名「株式会社タチバナ」。英文社名「TACHIBANA CO., LTD.」。金属製品製造業。昭和30年(1955)創業。同34年(1959)設立。本社は大阪市西淀川区御幣島。電設資材メーカー商社。電気設備配管資材、高速道路通信用・トンネル用照明設備、土木建設用電設資材などの開発・製作を手がける。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タチバナ

カラタチバナ(唐橘)」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タチバナ
たちばな / 橘
[学]Citrus tachibana Tanaka

ミカン科の常緑低木。台湾から日本列島の暖地の海に近い地方に自生する。日本に古くから野生した唯一の柑(かんきつ)で、別名ヤマトタチバナともいう。直立性で高さ4メートル、枝は密生し、長さ3~5ミリメートルの刺(とげ)をもつ。葉は狭卵形で細い鋸歯(きょし)があり、長さ5センチメートル、幅2センチメートル、葉肉は薄く、葉色の緑は中位。花は頂生または葉腋(ようえき)に単生する。萼(がく)は緑色で5裂し、花弁は白色で5枚、半開性である。花径2センチメートル、雌しべは1本、雄しべは約20本で、5~6月に開花する。果実は扁平(へんぺい)で直径3センチメートル、黄色に熟し、6グラム内外、ユズに似た香りがあり、剥皮(はくひ)は容易である。袋数は8内外、果肉は淡黄色で柔らかく、多汁であるが酸味が強く、食用には向かない。種子は大きく、多胚(たはい)性で、胚の色は緑色である。直立性の樹姿は美しく、庭園樹とされる。京都御所紫宸殿(ししんでん)の「右近(うこん)の橘(たちばな)」は「左近(さこん)の桜」とともに名高く、野生のタチバナの改良種であるといわれる。[飯塚宗夫]

文化史

橘は古来、実体に混乱がある。中国では『周礼(しゅらい)』の「考工記(こうこうき)」に、「橘踰淮而北為枳」とあり、橘は華中の淮河(わいが)を越えると枳(からたち)になると書かれている。この橘や枳は現在のタチバナとカラタチでなく、いずれもダイダイの類であるとの見解が、中国でなされている。『日本書紀』や『古事記』は垂仁(すいにん)天皇が田道間守(たじまもり)を常世国(とこよのくに)に遣わし、求めさせた非時香菓(ときじくのかくのみ)を橘とする。この橘も現在のタチバナではなく、コウジミカン(コミカン)とする見方が古くからあり、田中長三郎はダイダイをあてた。しかしながら、『万葉集』には68の橘の歌が詠まれているが、多くは花や香りを歌い、果実は珠(たま)に貫く(薬草を玉にして邪気を払うまじない)などと取り上げられ、食用にはまったく触れられていない。中国では古代から橘皮(きっぴ)を調味料や薬用にし、『斉民要術(せいみんようじゅつ)』(6世紀)には、53例の橘果皮、3例の橘葉、生橘汁と橘核が各1例、使用法が載る。右近の橘は鎌倉初期の『平治(へいじ)物語』に「左近の桜、右近の橘」の記述があり、平安時代には成立していたが、さらにその起源を『江談抄(ごうだんしょう)』は、桓武(かんむ)天皇が紫宸殿の階(きざはし)の左右にサクラとタチバナを植えたのに始まり、左(東)は左近衛府(さこんえふ)、右(西)は右近衛府と警護の官人が詰めていたので、そうよばれるようになったと伝える。[湯浅浩史]
 橘は藤(ふじ)や卯(う)の花とともに時鳥(ほととぎす)に配合され、『万葉集』の「橘の花散る里の時鳥片恋しつつ鳴く日しそ多き」(巻8・大伴旅人(たびと))は、『源氏物語』「花散里(はなちるさと)」の「橘の香(か)をなつかしみ時鳥花散る里をたづねてぞ訪(と)ふ」に受け継がれた。『古今集』の「五月(さつき)待つ花橘の香をかげば昔の人の袖(そで)の香ぞする」(夏)によって、追憶の象徴ともなった。『枕草子(まくらのそうし)』「木の花は」の段にもその風情が伝えられている。夏の季語。「駿河(するが)路や花橘も茶の匂(にほ)ひ」(芭蕉(ばしょう))。[小町谷照彦]

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