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芭蕉布 ばしょうふ

7件 の用語解説(芭蕉布の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

芭蕉布
ばしょうふ

バショウ (芭焦) の葉鞘からとれる繊維で織った布。無地物,縞,絣などがあり,夏物の着尺地や帷子 (かたびら) 地,座ぶとん地に用いることが多いが,地の荒いものは良質の襖張りに利用される。沖縄,奄美大島の特産である。

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デジタル大辞泉の解説

ばしょう‐ふ〔バセウ‐〕【××蕉布】

バショウの繊維で織った布。沖縄奄美大島に産し、夏の着尺地(きじゃくじ)蚊帳座布団地などに用いる。 夏》

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百科事典マイペディアの解説

芭蕉布【ばしょうふ】

イトバショウの葉鞘の繊維で織った布地。沖縄の特産。外皮をはぎ,中皮を竹片にはさんでしごいて繊維をとり糸にする。芯(しん)部のほうが上質。平織で,縞(しま)や絣(かすり)などがある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

ばしょうふ【芭蕉布】

沖縄の泡盛。酒名は、地元の特産品・芭蕉布にちなみ命名。常圧蒸留で造る。原料はタイ米、黒麹。アルコール度数30%。蔵元の「伊平屋(いへや)酒造所」は昭和23年(1948)伊平屋島の島民による酒造組合として創業。所在地は島尻郡伊平屋村字我喜屋。

出典|講談社
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世界大百科事典 第2版の解説

ばしょうふ【芭蕉布】

イトバショウの葉鞘(ようしよう)の繊維を利用して織った布地。イトバショウは12~13世紀ころから栽培され,素材として用いられたと推定される。かつて沖縄県全域で織られ,琉球王朝への貢納布に使われたが,現在は沖縄本島北部の大宜味(おおぎみ)村喜如嘉(きじよか)と今帰仁(なきじん)村を主産地とするが,八重山列島竹富島などにも残っている。喜如嘉のものは精細で絣(かすり)柄が多く,今帰仁のものは素朴な縞が多い。

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大辞林 第三版の解説

ばしょうふ【芭蕉布】

芭蕉の繊維から採った糸で織った布。奄美・沖縄の特産。張りがあって肌につかないので夏物の衣料とする。 [季] 夏。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

芭蕉布
ばしょうふ

イトバショウ(リュウキュウバショウ)の繊維で織った布地。バショウの繊維を灰汁(あく)で煮たのち割竹の間に挟んで繊維だけを取り出し、さらに裂いて細い繊維としてから績(う)む。染色は、テカチ(テーチキ、車輪梅(しゃりんばい))で褐色に、泥藍(どろあい)で紺色に染める。柄(がら)は縞(しま)、格子のほか絣(かすり)があり、番匠金(ばんしょうがね)(大工のかね尺の模様)もよく使われる。製織は高機(たかはた)を使うが、居座機(いざりばた)も使用されていた。沖縄、奄美(あまみ)大島の特産。同地方は高温多湿であるため、粗く通風性のある芭蕉布が好まれ、古くから着用されてきた。とくに琉球(りゅうきゅう)王国時代には、紬(つむぎ)、花織などとともに課税の対象となったことから、生産は拡大されたが、一方、農民は過酷な労働を強いられた。現在では生産量は少なくなったが、沖縄本島喜如嘉(きじょか)を中心に、竹富(たけとみ)島に産出し、夏の着尺地、座布団地などに使われる。1976年(昭和51)に喜如嘉の芭蕉布保存会が、2000年(平成12)に同じく喜如嘉の平良敏子が国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。[角山幸洋]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の芭蕉布の言及

【沖縄[県]】より

…伝統的な特産品工業の泡盛紅型(びんがた),陶器,漆器などは首里,那覇に生産地がある。南風原(はえばる)町の絣,大宜味(おおぎみ)村の芭蕉布,久米島のつむぎ,宮古・八重山の上布などは特産品である。 27年間にわたるアメリカ統治の影響は,沖縄の政治,経済,社会など各面におよんでいる。…

【バナナ】より

… バナナは,果実が食用になるだけでなく,雄花序や若芽は野菜とされ,根茎は家畜の飼料に利用される。リュウキュウイトバショウのように偽茎から繊維をとり出して芭蕉布(ばしようふ)やマットを編んだり,潤大な葉は食料品を包むのに広く利用されているし,巻きタバコの巻紙代用にもされる。 野生のバナナの種は東南アジアからニューギニアに30種以上も知られ,ヒメバショウM.coccinea Andr.のように花の美しいものは観賞に用いられ,また種子のデンプン質の胚乳や若芽,花序が食用にされる種も多い。…

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