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タニシ(田螺) タニシ

百科事典マイペディアの解説

タニシ(田螺)【タニシ】

タニシ科の巻貝。日本産は4種。オオタニシ(高さ6.5cm)は北海道南部〜九州の河川,湖沼に,マルタニシ(6cm)は北海道〜九州,石垣島,朝鮮半島の湖沼や水田に,ヒメタニシ(3.5cm)は本州〜九州の池沼にすむ。ナガタニシ(5cm)は琵琶湖水系特産種。いずれも体は灰黒色,ふたは褐色。卵胎生で,夏に幼貝を産み,冬は泥中に入って越冬。ふたは口にぴったり合うため乾燥にも耐える。食用になる。ヒメタニシは飼料用。

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世界大百科事典 第2版の解説

タニシ【タニシ(田螺)】

タニシ科Viviparidaeの淡水産巻貝の総称。殻は長卵形から卵円形で螺塔(らとう)は高まり,螺層は多少膨らむ。殻表は黄緑色の皮で覆われるが,成長するとしだいに黒色になる。体層は大きく通常丸みがある。殻口も丸く大きい。ふたは革質で卵形黄褐色。軟体は雌雄異体で,雄の右触角は陰茎の働きをするため曲がっている。卵胎生で子貝は雌の子宮内で成育し産出される。泥上の有機物を食べている。日本産には次の4種がある。

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世界大百科事典内のタニシ(田螺)の言及

【貝】より

…新潟県新発田の菅谷寺では,源実朝の寄進した七堂伽藍が1253年(建長5)の落雷で炎上したが不動明王の頭は焼けなかった。それはたくさんのタニシがくっついて守ったからで,その後タニシの殻のとがったほうが焼けて白くなっているという言い伝えがある。これもカワニナの場合と同じ理由である。…

【田螺長者】より

…昔話。タニシの姿で生まれてきた子が,優れた能力を発揮して機知を働かせ,嫁をもらって栄える話。多くの場合,子のない夫婦の申し子として神仏からタニシが授かる型をとる。…

※「タニシ(田螺)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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