出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
狩猟用ライフル弾の一種で、弾丸の先端に弾芯(だんしん)の鉛を露出させたり、弾頭部に縦の切り込みを入れ、獲物に命中させると弾頭部が茸(きのこ)状に開いたり、弾芯の鉛が飛び散ったりして、損傷を普通弾以上にすることを目的とした特殊弾。19世紀にイギリスがインドの内乱鎮圧のため、カルカッタ(現コルカタ)北部にある工業都市ダムダムの兵器工場でつくらせたので、この名が生まれた。この弾丸を軍用として人体に使用した場合、弾芯がつぶれたり鉛片が体内に飛び散り射入後の傷を大きく、かつ複雑にして死亡率を高めたり回復を遅くする。このため非人道的兵器であるという理由で、1907年のハーグ会議で使用禁止が決定されたが、イギリス、アメリカ両国はこれを批准しなかった。
[小橋良夫]
小銃弾の弾頭先端の被甲を数個に縦割りするかまたは除去して,弾芯の鉛を露出したもの。この弾丸による創傷は,通常の弾丸によるよりも大きくかつ治癒困難なものであるため,残酷な武器として戦時国際法で使用を禁止されている。イギリスがインドを統治していたころ,インドのダムダム工場で製造したことからこの名称が生まれた。
執筆者:角園 睦美
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加