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ダムダム弾 ダムダムだんdumdum bullet

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダムダム弾
ダムダムだん
dumdum bullet

イギリスがインドで植民地反乱を鎮圧するために用いた銃弾カルカッタ郊外ダムダム地区の兵工廠で製造していたため,19世紀末頃から,こう呼ばれた。普通,銃弾頭は,鉛の芯を銅またはニッケルで包んであるため,動物や人間に当ると貫通するが,ダムダム弾は被銅の先端を取除き,かつ被銅を薄くしてあるので,命中すると柔らかい鉛が潰れて,傘のように広がる盲管銃創となり,大きな効果がある。残虐であるという理由で,1899年のハーグ平和会議で使用が禁じられた。

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デジタル大辞泉の解説

ダムダム‐だん【ダムダム弾】

小銃・拳銃弾の一種。着弾の衝撃で鉛が露出し傷口が拡大する。1907年、ハーグ会議で使用禁止を決定。英国がインドの内乱鎮圧のため、カルカッタ(現コルカタ)近郊のダムダム(dumdum)造兵廠(ぞうへいしょう)で最初に作ったところからの名。

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百科事典マイペディアの解説

ダムダム弾【ダムダムだん】

銃弾の一種。鉛の実体弾または頭部に鉛の露出部をつくった被甲弾で,人体に命中すると鉛がつぶれ傷口が大きくなる。ほとんどが人体を貫通せず体内に留まり,傷口が大きいことと鉛毒鉛中毒)のため傷がなおりにくい。
→関連項目弾丸陸戦法規

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世界大百科事典 第2版の解説

ダムダムだん【ダムダム弾 dumdum bullet】

小銃弾の弾頭先端の被甲を数個に縦割りするかまたは除去して,弾芯の鉛を露出したもの。この弾丸による創傷は,通常の弾丸によるよりも大きくかつ治癒困難なものであるため,残酷な武器として戦時国際法で使用を禁止されている。イギリスがインドを統治していたころ,インドのダムダム工場で製造したことからこの名称が生まれた。【角園 睦美】

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大辞林 第三版の解説

ダムダムだん【ダムダム弾】

〔ダムダム(dumdum)は最初にこの弾丸を作ったインドのカルカッタ近郊にあった造兵廠の名から〕
小銃弾の一種。命中すると弾体が破裂してつきささり、傷口が大きくなる。非人道的であるとして、1907年第二回ハーグ平和会議で使用を禁止された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダムダム弾
だむだむだん
dumdum bullet

狩猟用ライフル弾の一種で、弾丸の先端に弾芯(だんしん)の鉛を露出させたり、弾頭部に縦の切り込みを入れ、獲物に命中させると弾頭部が茸(きのこ)状に開いたり、弾芯の鉛が飛び散ったりして、損傷を普通弾以上にすることを目的とした特殊弾。19世紀にイギリスがインドの内乱鎮圧のため、カルカッタ(現コルカタ)北部にある工業都市ダムダムの兵器工場でつくらせたので、この名が生まれた。この弾丸を軍用として人体に使用した場合、弾芯がつぶれたり鉛片が体内に飛び散り射入後の傷を大きく、かつ複雑にして死亡率を高めたり回復を遅くする。このため非人道的兵器であるという理由で、1907年のハーグ会議で使用禁止が決定されたが、イギリス、アメリカ両国はこれを批准しなかった。[小橋良夫]

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