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ダンゴムシ Armadillidium vulgare; pill bug

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダンゴムシ
Armadillidium vulgare; pill bug

軟甲綱等脚目ダンゴムシ科。体長 1.5cm,体幅 0.7cm。体は長卵形。背面はなめらかで,左右に湾曲する。灰黒色であるが,雌には黄白色の斑点がある。7胸節,6腹節は硬い外骨格に覆われているが,関節間の膜状構造により球状に丸まることができる。第1腹肢,第2腹肢の外肢の肥厚した部分に気管があり,ここで空気呼吸を行なう。前後(第3胸節,第4胸節間)2回に分けて脱皮を行ない,脱皮殻は食べてしまう。雌は胸部にできる哺育嚢の中に卵を産む。1ヵ月ほどで白色の小さなダンゴムシが出てくる。山野の朽ち木や落ち葉,石の下,畑,庭などでごく普通に見られる。新芽や枯れ葉などを食べる。ユーラシア大陸原産で,世界的に分布している。近縁のハマダンゴムシ Tylos granulatus も同様な習性をもち,海辺の小石の間にすむ。(→甲殻類節足動物等脚類軟甲類

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダンゴムシ
だんごむし / 団子虫
pill bug

節足動物門甲殻綱等脚(とうきゃく)目のオカダンゴムシArmadillidium vulgare(オカダンゴムシ科)とハマダンゴムシTylos granulatus(ハマダンゴムシ科)の総称。捕まえると体を丸める習性があり、団子を思わすのでこの名がある。ともに陸生で、第1、第2腹肢の外肢の肥厚した部分に二次的に発達した気管があり、空気呼吸を行う。オカダンゴムシは体長1.5センチメートルほどで、山野の朽ち木、枯れ葉、石の下、畑、宅地の庭などにごく普通にみられる。ときには園芸植物や野菜類を食害する。ユーラシア大陸原産といわれるが、現在では全世界に広く分布している。ハマダンゴムシは体長1センチメートルほどで、その名のとおり、海岸の小石の間に生息する。[武田正倫]

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