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チャベス Chávez, Carlos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チャベス
Chávez, Carlos

[生]1899.6.13. メキシコシティー
[没]1978.8.2. メキシコシティー
メキシコの作曲家,指揮者。ピアノを M.ポンセに師事。 15歳頃から作曲を始める。代表作『打楽器のためのトッカータ』 (1942) をはじめメキシコ・インディアンの音楽のリズム,旋律,打楽器の用法などを現代音楽の用法と融合させた作品が多い。作曲活動のほかに 1928年メキシコ交響楽団を創設,49年まで指揮者をつとめた。メキシコ音楽界の中心人物として,また教育者としても活躍した。

チャベス
Chávez, Hugo

[生]1954.7.28. サバネタ
[没]2013.3.5. カラカス
ベネズエラの政治家。大統領(在任 1999~2013)。フルネーム Hugo Rafael Chávez Frías。1971年カラカスのベネズエラ士官学校に入学。少尉として陸軍でのキャリアを開始した。1992年2月4日,将校らとともにペレス・ロドリゲス政権打倒を企てたが鎮圧された。このクーデター未遂により投獄されたが,1994年にはチャベス人気の高まりをうけ,ラファエル・カルデラ・ロドリゲス大統領が訴追を取り下げた。その後,多くの元社会主義活動家や軍将校を集めて,左派政党の第5共和国運動を結成。1998年12月に得票率 56%で大統領に当選した。1999年2月の就任から 1年のうちに支持率は 80%に達し,汚職根絶,社会福祉プログラムへの支出増大,原油収入の再配分を掲げる政治綱領は幅広く歓迎された。国民の支持のもと,三権すべてにおいて過去前例のない強大な権限を大統領に付与する新憲法を起草。2000年,新憲法に基づき,国内の全公選役職について選挙が実施された。この「メガ選挙」で任期 6年の大統領に再選,2006年12月の大統領選挙でも得票率 63%で 3選を果たした。2009年2月の国民投票で小規模な憲法改正案が可決され,チャベスの無制限再選への道が開けた。2012年大統領選挙で 4選。本人はみずからをラテンアメリカ全土を視野に入れた政治運動「ボリバル社会主義革命」(ラテンアメリカ独立の英雄シモン・ボリバルにちなんで命名)の指導者と称した。革命の主眼はそのときどきの自身の目標に応じ変化したが,民族主義,政府による経済統制,公共事業への軍の積極的関与などがあげられる。このイデオロギーは「チャビスモ」として広く知られるようになった。

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百科事典マイペディアの解説

チャベス

メキシコの作曲家,指揮者。ポンセらに就いて音楽を学ぶ。1921年,アステカ文明に材をとったバレエ音楽《新しい火》で地歩を築く。1922年から1928年にかけてヨーロッパと米国を訪れコープランドらと交流,またジャズへの関心を深めた。

チャベス

ベネズエラ軍人,政治家。バリナス州生れ。陸軍士官学校卒業,シモン・ボリバル大学大学院で政治学を学ぶ。1992年2月軍事クーデタに失敗して投獄されたが,1994年に恩赦で釈放された。

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ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)の解説

チャベス

メキシコの作曲家。アステカ族の血をひくチャベスは、古来のインディアン文化を尊重し、スペイン文化の混じったメキシコの文化を激しく拒んだ。そのような志向は、懐古趣味やユートピアから来るものではなく、ある ...続き

出典|(社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

チャベス【Carlos Chávez】

1899‐1978
メキシコの作曲家,指揮者。幼時から音楽を学び16歳のとき交響曲を書いた。ヨーロッパおよびアメリカの音楽事情を視察して帰国後,1928年にメキシコにおける初の常設楽団となるメキシコ交響楽団をメキシコ・シティに創設し,48年までその首席指揮者をつとめた。その間現代音楽の紹介に尽力し,メキシコ作曲家による作品を82曲初演している。国立音楽院長(1928‐34),メキシコ芸術院長(1947‐52)等を歴任。

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