メキシコ中央部,プエブラ州の州都プエブラの西14km,ポポカテペトル火山の東麓に位置する古都。標高2150m。人口約1万5000。7世紀から12世紀初めまでトルテカの都アチョランとして繁栄し,その後も宗教的中心地であった。1519年,アステカ征服に向かうH.コルテスによって住民の大虐殺と都市の破壊がなされた。コルテスは当時の家屋数を2万と記録しているが,1931年以降の発掘で当時の全貌が明らかになりつつある。高さ54m,広さ6haに達するテパナパ大ピラミッドをはじめ数多くの神殿が破壊され,その上にキリスト教教会が建てられたが,その数は365に達したと伝えられる。現在はプエブラ川支流チョルラ川流域のトウモロコシ,フリホル豆,小麦を産する肥沃な農牧業地帯の中心地で,同国有数の観光地でもある。
執筆者:栗原 尚子
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
メキシコ中央高原、プエブラ州西部の古都。正称はチョルラ・デ・リバダビアCholula de Rivadavia。プエブラの西13キロメートル、標高2150メートルに位置する。人口1万7833(1978)。10~11世紀にトルテカ文明の中心地として繁栄したが、1519年スペインの征服者コルテスによって破壊され、住民は虐殺された。古代メキシコ最大といわれるピラミッドは土で覆われ、その頂上や周辺に多数の教会が建設された。現在はピラミッドの基部にトンネルが掘られ、内部の構造や壁画を見学できる。
[高木秀樹]
…古代エジプトを代表する墓形式の一つ。方錐形の石造建築物で,王墓に用いられた(第3~第17王朝)。ギリシア語ピュラミスpyramisに由来するが,その語源については古代エジプト語の幾何学用語ペル・エム・ウスper‐em‐us(〈ウスからの垂直線〉の意),あるいは形が似たギリシアの菓子の名に基づくなど諸説があって確定できない。古代エジプト語名はメルmer。 ピラミッドの出現は,王墓独自の形式の創出によりファラオ(王)を頂点とした中央集権国家が確立したことを示している。…
※「チョルラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新