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ツノゴマ

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百科事典マイペディアの解説

ツノゴマ

北米南部原産のツノゴマ科の一年草。観賞用に栽培。全草に粘毛がありべたつく。茎は横に広がり,葉は厚くキリの葉に似る。夏,淡紫紅色の先の5裂した筒状の花を開く。果実は長いかぎ状の角をもつが,これはめしべの花柱が宿存したもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

ツノゴマ【(common) unicorn plant】

ツノゴマ科の一年草。特異な果実をドライフラワーとして観賞するために,栽植される。植物体は腺毛を密生し,茎は枝を分かち,地面をはうように延び広がる。葉は互生し,柔らかく,やや肉質,葉身は円卵形から心形で,基部は深く心形となり,幅10~30cm。夏に茎の頂端部の総状花序に,長さ約6cmの淡黄色から淡紅色あるいは紫色をおびた筒状の花をつける。果実は長さ10cmほどの円柱状の種子をいれる部分と,先端部の2本の長い鉤針(かぎばり)状の角状突起からなり,動物に引っかけられて運ばれ種子を散布する植物として有名である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ツノゴマ
つのごま / 角胡麻
[学]Proboscidea jussieui Steud.

ツノゴマ科の一年草。インドネシアニュー・メキシコ原産。高さは約1メートル。枝は分枝し、広く開張して茂る。葉は互生または対生し、卵形で質は柔らかく、綿毛がある。夏、総状花序をつくり、淡紫色または乳白色で長さ約5センチメートルの花を開く。果実は(さくか)で、長さ約15センチメートル、上部はくちばし状の鉤角(こうかく)形を呈する。この果実の形を珍重し、熟果を枝ごと乾かしていけ花、装飾に利用する。名は、この果実の形に由来する。また、この角(つの)状の突起が歩行者の衣服にひっかかって悩ますところからタビビトナカセの名もある。若芽はピクルスとして食用にする。
 日当り、排水のよい所に適し、育てやすい。繁殖は実生(みしょう)により、春播(ま)きとする。[柳 宗民]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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