コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

テグスサン(天蚕糸蚕) テグスサンEriogyna pyretorum

1件 の用語解説(テグスサン(天蚕糸蚕)の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

テグスサン【テグスサン(天蚕糸蚕) Eriogyna pyretorum】

鱗翅(りんし)目ヤママユガ科のガで,フウサン(楓蚕)ともいう。前翅の開張約90mmの比較的大型の淡褐色をしたガで,中国南部,海南島,ベトナムインドなどに分布する。年1回発生し,3月から5月に幼虫として成育し,夏秋は蛹態(ようたい)で過ごし,12月から翌年1月にかけて成虫となり交尾・産卵する。幼虫はフウ(楓)クスノキ(樟)ヤナギ(柳)などの葉を食べる。幼虫の絹糸腺からてぐす糸を作ることができるため,一部地域では飼育されている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

世界大百科事典内のテグスサン(天蚕糸蚕)の言及

【ガ(蛾)】より


[益虫]
 カイコは4000年以上前から中国で飼育され,繭からとられた絹糸で優れた絹織物がつくられ,今日でも世界で広く利用されている。幼虫に発達している絹糸腺は,唾液腺の変化したもので,すべてのガ類がもっているが,とくに人々が利用している糸は,カイコのほかにヤママユガ科のヤママユ,サクサン,テグスサンなどが知られている。ヤママユは飼い子に対して山子と呼ばれ,長野県の有明地方では,現在でも野外飼育されているし,ヤママユと中国原産のサクサンの雑種も糸をとる目的で利用されている。…

※「テグスサン(天蚕糸蚕)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone