精選版 日本国語大辞典 「テネシー」の意味・読み・例文・類語
テネシー
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アメリカ合衆国中央南部の州。人口568万9283(2000国勢調査速報値)。面積10万9412平方キロメートル。北はバージニア州とケンタッキー州、西はミシシッピ川を境にしてミズーリ州とアーカンソー州、南はミシシッピ州、アラバマ州およびジョージア州、東はノース・カロライナ州とそれぞれ接する。州都ナッシュビル、最大都市メンフィス。州は地形的に三つの地区に分かれる。東側はグレート・スモーキー山脈とカンバーランド台地、および小さな山地と谷からなる地域。テネシー川が東西の境界となっている中央部は緩やかな起伏の内陸低台地。テネシー川とミシシッピ川に挟まれた西部はミシシッピ川の沖積平野。気候は湿潤温暖で、州都ナッシュビルの年降水量は1233ミリメートル、平均気温は1月が4.4℃、7月が26.3℃である。中央部と西部の肥沃(ひよく)な土地を利用した農業州であったが、1930年代のTVA計画によって急速に工業化が進んだ。工業は化学製品、食品加工、繊維・織物・衣服、電気機械、金属加工などが東部の都市を中心に発達している。東部はTVAの管理するダムや発電所のほかに、亜鉛、瀝青炭(れきせいたん)、粘土にも恵まれている。かつて重要な作物であった綿花はその地位を低下させ、現在では農業販売額の第1位はミシシッピ川流域で栽培される大豆である。タバコは東部における主要な作物である。中部で飼育される肉牛と牛乳の販売額は、大豆に次いで重要である。TVAの建設した多くの人造湖はレクリエーション地域となり、多くの人々が訪れる。テネシーはまたカントリー・ミュージックの中心として有名である。ノース・カロライナ州との境にグレート・スモーキー山岳国立公園がある。
1769年、バージニアからやってきた人々によって最初の定住集落がテネシー川上流に建設され、その後ノース・カロライナから入植者が続き、ノース・カロライナの一部となったのち、1796年合衆国16番目の州となった。南北戦争では州の東部が北軍側、他は南軍側で戦い、テネシーは最大の激戦地の一つであった。
[菅野峰明]
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