チャタヌーガ(読み)ちゃたぬーが(英語表記)Chattanooga

翻訳|Chattanooga

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チャタヌーガ」の意味・わかりやすい解説

チャタヌーガ
ちゃたぬーが
Chattanooga

アメリカ合衆国、テネシー州南部の商工観光都市。TVAテネシー川流域開発公社)計画地域の中心地でもある。人口15万5554(2000)。金属繊維織物化学製品食品加工木材が主要工業である。テネシー川左岸に面し、町は1815年にジョン・ロスが荷揚げ場を開設したときに始まる。彼はその後東部チェロキー人の指導者として有名になり、いまも「ロスの荷揚げ場」は史跡となっている。1850年代に鉄道が通じてさらに発展し、1933年以降はTVA計画による水力発電が工業化を促した。

[伊藤達雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャタヌーガ」の意味・わかりやすい解説

チャタヌーガ
Chattanooga

アメリカ合衆国,テネシー州南東部の都市。ジョージア州境のテネシー川に面し,総合開発地域の中心地。インディアンチェロキー族の定住地で,首長 J.ロスは有名。 1851年市制。その名は「一つの尖頭に向ってそそり立つ岩」の意のチェロキー族の言葉に由来。南北戦争時の戦場となったところで,その遺跡が多い。織物,原子炉,ガス,農業機械などを生産。 TVA (テネシー川流域開発公社) の発電所があり,河岸は行楽地。歌劇団,交響楽団,小劇場,ギャラリー,テネシー大学チャタヌーガ校 (1886創立) がある。人口 16万7674(2010)。

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