コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

テュロス テュロス Tyros; Tsur

4件 の用語解説(テュロスの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テュロス
テュロス
Tyros; Tsur

チュロス,ツールとも呼ばれるフェニキア古代都市地中海東岸にあり,元来は島の上にあった。聖書ではツロ。現在レバノンの一小都市となっており,スールと呼ばれる。古代ギリシアの歴史家ヘロドトスによれば,前 28世紀頃からこの町は存在したが,前 14世紀のアマルナ文書にもその王アビメレクの名が見出され,その後フェニキア都市国家間の覇権を握ったばかりでなく,国外に植民地をも建設した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

テュロス(Tyros)

ティルス

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

テュロス

シドンと並ぶ古代フェニキアの港市。現在名スールSur,聖書ではツロ。前16世紀から紫色染料(貝紫,シリア紫)の積出港,イスラエルとの交易,カルタゴ植民などで繁栄,前8世紀アッシリアに征服されて覇権を失い,以後諸国に服属。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

テュロス【Tyros】

フェニキアの海港都市。現在名スール。聖書ではツロと記される。旧約聖書などの古代文献により,エジプトソロモン王との交易,カルタゴ植民など王政下での繁栄が伝えられ,とくに巻貝からとる深紅色染料(貝紫,シリア紫)の産地として有名。前332年アレクサンドロス大王が攻略,市街のあった出島を陸続きとし,市民8000人を殺し,3万人を奴隷としたという。前274年以後は貴族たちの下に共和政の都市として存続,セウェルス帝によってローマ植民市の資格を受けた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のテュロスの言及

【スール】より

…1960年代は1万人以上の人口を擁し(1969年1万5000人),その大部分がシーア派イスラム教徒でキリスト教徒が少数派。商港としての繁栄はテュロスとよばれた古代から有名で聖書にも出てくるし遺跡も多い。近年はアラブ・イスラエル関係が悪化したことで重要度が急減している。…

【フェニキア】より

…フェニキア人という名称はギリシア語フォイニケスPhoinikes(ラテン語では主としてカルタゴ人を意味するポエニPoeni)であり,その意味はキナフと同様である。ギリシア人の伝説によると,テュロス王アゲノルAgēnōrの子の一人にフォイニクスPhoinixがい,そこからフェニキアという地名が起こったとされる。
[初期の歴史]
 考古史料によると,カルメル山の山腹の洞窟には旧石器時代後半からナトゥフ時代(ナトゥフ文化)にかけて狩猟民が住み,しだいに原始的な定住と農耕に向かいつつあった。…

※「テュロス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

テュロスの関連キーワードシドンジフェニルフェニキア語フェニキア文字ティルストフェフェニキア人オエアビュルサザ・フェニックスホール

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

テュロスの関連情報