トゥズ湖(読み)トゥズコ(その他表記)Tuz

デジタル大辞泉 「トゥズ湖」の意味・読み・例文・類語

トゥズ‐こ【トゥズ湖】

Tuz Gölüトルコ中央部、アナトリア地方にある湖。コンヤ北東約100キロメートルに位置する。平均水位1~2メートル程度。トルコ語ではトゥズギョルと呼ばれ、塩湖の意。極端に塩分濃度が高く、夏場は干上がって塩の層を形成するため、同国最大の塩の産地になっている。また、オオフラミンゴマガンの繁殖地として知られる。

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改訂新版 世界大百科事典 「トゥズ湖」の意味・わかりやすい解説

トゥズ[湖]
Tuz

トルコ中央部,アンカラの南方約110kmに位置するトルコ第2の湖。湖面標高は925m,面積は約1600km2であるが,深度はわずか0.5~1mにすぎない。第三紀の頃,気候乾燥によって塩湖となり,現在では世界でも塩分の高い(34%)内陸湖。大量の塩類を産する。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「トゥズ湖」の意味・わかりやすい解説

トゥズ湖
とぅずこ
Tuz Gölü

トルコ、小アジア半島の中央内陸部にある塩湖。トルコ語ではトゥズ・ギョリュ(塩の湖)という。標高899メートル、面積約1600平方キロメートル、水深1~2メートル。更新世(洪積世)には今より大きい淡水湖であったが、気候の乾燥化によって縮小、塩水化した。塩分は34%に達し、湖岸では塩の採取が行われ製塩工場も多い。

[末尾至行]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥズ湖」の意味・わかりやすい解説

トゥズ湖
トゥズこ
Tuz Gölü

トルコ中央部,コンヤの北東 105km,アナトリア高原中央にある塩水湖。長さ 72.5km,幅 52km,面積は約 1375km2あるが,季節により変化し,夏季には凝固した塩でおおわれた平地になる。トルコ語でトゥズは塩の意味。トルコ第2の湖である。

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