デジタル大辞泉 「トロッコ」の意味・読み・例文・類語 トロッコ 《truckから》軽便軌道の上を、手押しで走る小型の貨車。土砂運搬用。トロ。[補説]書名別項。→トロッコ トロッコ[書名] 芥川竜之介の短編小説。大正11年(1922)3月、雑誌「大観」に発表。8歳の少年良平が鉄道工事用のトロッコに乗って経験した出来事を回想形式で描く。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「トロッコ」の意味・読み・例文・類語 トロッコ 〘 名詞 〙 ( [英語] truck から ) 荷台に車をつけただけの簡単な手押車。工事現場などでレールの上を走らせて土砂などの運搬に用いる。トロ。[初出の実例]「小さいトロッコで崖を崩して土を運搬して居た」(出典:駅夫日記(1907)〈白柳秀湖〉一九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「トロッコ」の意味・わかりやすい解説 トロッコ ずりや土砂の運搬に用いられる建設工事用車両。トロッコの語はtrolley,truckのなまったものと思われる。構造的には鉱車と同じで,機関車に牽引されて,軌道上を走行する。かつては,木製で,容量も0.5~1.0m3程度であったため,手押しも行われたが,最近では,鋼製で,容量2~6m3のものが普通である。木製の小型のものには,車台の平板上に四角な枠組みをのせただけで,荷降ろしのときは,この枠組みをとりはずす形式のものもあった。鋼製のものは,チップラーで転倒させて荷降ろしをするか,車体を傾けて側壁を開いて自動的に荷降ろしをする(ダンプカー)。執筆者:西松 裕一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「トロッコ」の意味・わかりやすい解説 トロッコとろっこ 軽便軌道を走る土砂運搬用の四輪単車の手押し車。土木工事に使用される。truckから転訛(てんか)したものと思われる。軌間は俗にトロッコゲージとよばれる606~752ミリメートルである。かつては車輪以外はすべて木製であったが、近年は鉄製で荷台が反転できるようになり、小型の電気機関車やディーゼル機関車に牽引(けんいん)されるようになった。[松澤正二] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「トロッコ」の意味・わかりやすい解説 トロッコ 建設土木工事,鉱山等で土砂,鉱石,石炭などの運搬に使用される,軌道上を走る2軸の無蓋台車。木製または鉄製で,機関車による牽引または手押しで使用。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のトロッコの言及 【鉱車】より …何台かを連結して,軌道上を機関車またはロープにけん引されて走行する。炭鉱では炭車,トンネルなど建設工事においてはトロッコ,坑車などと呼ばれる。木製のものもあるが,大部分は金属(鋼またはジュラルミン)製である。… ※「トロッコ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by