ナタネ(菜種)(読み)ナタネ

百科事典マイペディア 「ナタネ(菜種)」の意味・わかりやすい解説

ナタネ(菜種)【ナタネ】

アブラナとも。アブラナ科の一〜二年生の油料作物総称ヨーロッパ〜シベリア原産といわれ,いくつかの種を含む。温暖で肥沃な地を好むが適応性は広い。高さ80〜150cm,1株から数十本の枝を出し葉は厚く広い。春に花茎を出し総状花序に多数の黄色い小花を開く。実は細長く内部は2室に分かれ,中に黒褐色の小型の種子を13〜24個含む。種子からナタネ油をとり,油かすタンパク質を多く含み,飼料肥料などにする。
→関連項目スグキナ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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