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ナワ ナワ

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大辞林 第三版の解説

ナワ【Nahua】

ナワトル(Nahuatl)語の諸方言を話す人々の総称。インディオの集団としては現在メキシコ最大。メキシコの中央高原とその周辺に居住する。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ナワ【Nahua】

アステカの言語であったナワトル語に属する各種方言を話す現代メキシコ最大のインディオ集団。人口102万(1977)ともいわれるが,5歳以上でナワトル語のみを話す人に限ると約30万である。おもにサン・ルイス・ポトシイダルゴプエブラ,連邦区,トラスカラ,モレロスゲレロ,ベラクルスの各州に分布する。少数ながらハリスコ,ミチョアカン,ナヤリト,オアハカタバスコの各州にも住む。スペイン語を使わずナワトル語のみを話す人口はプエブラ州に集中している。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナワ
なわ
Nahua

メキシコの中央高原とその周辺、すなわちメキシコ州、プエブラ州、ゲレロ州イダルゴ州ベラクルス州などに住み、ユト・アステカ語族に属するナワトル語を話す集団。人口は約100万人(1960)という推定がなされているが、混血が進行し、またバイリンガル(二言語併用者)も増えているので、正確な数値はわからない。人種的には、モンゴロイドのうちの南太平洋インディアンに属し、肌は黄褐色、体毛は少なく、二重瞼(まぶた)が多く、中鼻で、低身長であるが、体の均整はとれている。歴史的には、メキシコの北西部から数度にわたり(なかでも800年ころと12世紀以降)現メキシコ市のあるメキシコ盆地付近へ移住してきた人々で、トルテカ王国(10~12世紀)やアステカ王国(1372ころ~1521)を築いたことで有名である。コルテスに征服(1521)されて以後、悲惨な境遇に置かれた。トウモロコシ(トルティヤ――トウモロコシを挽(ひ)いたパン――として食べる)、豆、トウガラシ(チレ)を主に栽培する農耕民で、今日では都市から離れた村落に居住する。「近代化」の度合いや外部世界との経済的結び付きは、都市への交通の便などの要因により異なる。大都市に職を求めて移り住む人々も、生まれ故郷との縁はなかなか断ち切れない。伝統的には、カルプルリ(氏族の一種)という共同体に組織されていたが、現在では、土地(畑)は共有が原則であるものの、実質的には、各家族に割り当てられ息子たちに受け継がれてゆく。宗教面では、カトリック化しているが、土着の信仰との混交もみられる。太古から各種の薬草に関する知識が豊富で、専門の祈祷師(きとうし)がおり、彼らの医術は伝統的な呪術(じゅじゅつ)ともかかわりが深いが、西洋医学にかわりつつある。メキシコの先住民のなかでもナワはとくに都会化の波にさらされ、高等教育を受けるにもスペイン語に頼らざるをえないので、多くの地方でナワトル語の純粋さはしだいに失われ、「メキシコ国民」として統合されてゆく過程にある。[小池佑二]
『スーステル著、狩野千秋訳『アステカ文明』(白水社・文庫クセジュ) ▽黒沼ユリ子著『メキシコからの手紙』(岩波新書)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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