デジタル大辞泉 「ニサンザイ古墳」の意味・読み・例文・類語 にさんざい‐こふん【ニサンザイ古墳】 大阪府堺市北区百舌鳥西之町もずにしのちょうにある、5世紀の古墳。百舌鳥古墳群を構成する大型の前方後円墳で、長さ290メートル、高さ26メートル。濠ほりに架けられた木橋が発見されたほか、須恵器の大甕おおがめや形象埴輪はにわ・木製埴輪などが出土。反正天皇陵の空墓として陵墓参考地に指定されており、宮内庁が管理。土師はぜニサンザイ古墳。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
共同通信ニュース用語解説 「ニサンザイ古墳」の解説 ニサンザイ古墳 大山だいせん古墳(仁徳天皇陵)がある百舌鳥もず古墳群(堺市)で3番目に大きい前方後円墳。江戸時代には反正はんぜい天皇陵との伝承もあり、陵みささぎが「ニサンザイ」の名になったとも考えられている。1976年度の調査で、二重の周濠しゅうごうだったことが分かった。現在は墳丘を陵墓参考地として宮内庁が管理する一方、周濠は堺市が所有。大阪府羽曳野市などの古市ふるいち古墳群とともに地元自治体が世界文化遺産登録を目指している。更新日:2016年1月27日 出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「ニサンザイ古墳」の解説 ニサンザイ古墳にさんざいこふん 大阪府:堺市万代西村ニサンザイ古墳[現在地名]堺市百舌鳥西之町三丁御廟山(ごびようやま)古墳の南東、標高三〇メートル余りの台地上にある主軸を東西に置く前方後円墳。土師(はぜ)古墳とも称され、百舌鳥(もず)古墳群の南東部に位置する。墳丘の全長二九〇メートル、後円部径一五六メートル、前方部幅二二六メートル。南北のくびれ部に造出しを伴う。なお当古墳はくびれ部で交差する十字線を基準にすると、左右・前後ともに濠の幅を含めた長さが等しく企画されており、反正陵に治定される田出井山(たでいやま)古墳は当古墳の四分の一の規模となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by