翻訳|Newark
アメリカ合衆国ニュージャージー州北東部の商工業都市。人口28万0666(2005)で州第1位。パセーイク川に面し,ニューヨーク市の西約13kmの地点にある。17世紀から続いている皮革や19世紀初期からの宝石加工とともに,ビール,刃物,電気部品,薬品,金属,塗料などの製品が生産される。1666年,コネティカット州から来たピューリタンによって集落が建設され,1836年市制施行。19世紀前半のモリス運河の開通,鉄道の開通によって,工業製品の移出入が盛んになり,工業活動も発展して,この地域の工業中心地となった。1915年にはニューアーク港が開港し,第1次世界大戦の船舶の需要によって,造船業も発展した。29年開設の国際空港はニューヨークの空の玄関の役割も務めている。
執筆者:菅野 峰明
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
アメリカ合衆国、ニュー・ジャージー州北東部、ニューアーク湾に臨む同州最大の都市。人口27万3546(2000)。ニューヨーク市の西13キロメートルに位置する。同州の商工業の中心地であり、ニューアーク港、国内線を主とするニューアーク空港を要(かなめ)とした交通の要所でもある。工業では、17世紀に始まった皮革をはじめ、貴金属、電気器具、ビール、医薬品、塗料などが盛んで、保険業は国内第3位の実績をもつ。1666年にピューリタンの手で町が建設され、1836年に市制が施行された。鉄道(1834~35)、モリス運河(1832)の開通により、保険業や造船、貴金属などの商工業の発達をみた。1915年にはニューアーク港がオープンし、造船業は第一次世界大戦中の花形産業となった。古い歴史を有する市街には史跡、遺跡も少なくなく、セクレッド・ハート教会(1898~1953)やトリニティ聖堂(1810)が街のシンボルとして保存されており、ニューアーク博物館(1909)、公立図書館(1888)なども市民に親しまれている。
[作野和世]
「レズリー」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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…管理はニューヨーク・ニュージャージー港湾局。なお,ニューヨークにはほかにラ・ガーディアLa Guardia Airport,ニューアークNewark Airportの2空港がある。 オヘア空港O’Hare International Airport1955年10月に開港し,以後,出入旅客数では例年世界第1位にランクされ続けているシカゴ市営の空港。…
※「ニューアーク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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