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ニン Nin, Anaïs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニン
Nin, Anaïs

[生]1903.2.21. パリ
[没]1977.1.14. ロサンゼルス
アメリカの女流作家,日記作家。スペイン人の作曲家を父に,フランス人を母に生れ,1914年アメリカに渡る。 20年代,30年代をパリで,40年代をニューヨークで過し,E.ウィルソン,H.ミラー,L.ダレルらと親交があった。シュルレアリスムの影響を受け,幻想的な散文詩ともいうべき『近親相姦の家』 House of Incest (1936) などの小説を書く。 66年以来刊行されている『日記』 The Diary of Anaïs Ninは,彼女と交流のあった作家たちに関する資料としてばかりでなく,自己の心理分析としてもすぐれ,高く評価されている。

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百科事典マイペディアの解説

ニン

パリ生れのスペイン系米国作家。精神分析と無意識の世界に深い関心をもち,独自のシンボルをもちいた印象主義的な文体で,自立を求めて苦悩する女性の内面や,男女の出会いにおける女性の心理を,細やかに描いた。散文的な長編《近親相姦の家》(1936年),《人工の冬》(1939年),《ビーナスの冬》(1977年)の他,ヘンリー・ミラーとの交友録も含む60年にわたる日記(6巻)も名高い。

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世界大百科事典 第2版の解説

ニン【Anais Nin】

1903‐77
アメリカの小説家。スペイン人のピアニストを父としてパリに生まれ,1914年にアメリカに移住したが,義務教育を終了したあと第2次大戦の直前まで,主としてパリでモデル,ダンサー,精神分析などで生活費を稼ぎながら創作修業をした。《近親相姦の家》(1936)や《コラージュ》(1964)など超現実主義的な小説と,ヘンリー・ミラーとの交友録を含む60年間に及ぶ日記(6巻)によって,70年代に入ってから,女性の内面生活を描く第一人者められるようになった。

ニン【Joaquín Nin】

1879‐1949
スペインの作曲家,ピアノ奏者。キューバ出身であるが少年時代にスペインのバルセロナへ移った。パリのスコラ・カントルムに学び,のちに母校の教授となった。パリを中心に活動,第2次世界大戦中キューバに戻りそこで没した。バレエ音楽《青い肩かけL’écharpe bleue》(1937),ピアノ曲《アンダルシア舞曲》(1927)などを作曲したほか,スペイン民謡に和声づけを施した歌曲集《20のスペイン民謡》2巻(1923),18世紀スペインの忘れられていたハープシコード曲の校訂譜を世に出した。

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