ノエルベーカー(その他表記)Noel-Baker, Philip John, Baron Noel-Baker

デジタル大辞泉 「ノエルベーカー」の意味・読み・例文・類語

ノエル‐ベーカー(Philip John Noel-Baker)

[1889~1982]英国の政治家・平和運動家。軍縮反核を唱えて、平和運動を推進した。1959年ノーベル平和賞受賞。著「軍備競争」など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノエルベーカー」の意味・わかりやすい解説

ノエル=ベーカー
Noel-Baker, Philip John, Baron Noel-Baker

[生]1889.11.1. ロンドン
[没]1982.10.8. ロンドン
イギリスの政治家,国際平和運動家。本名 Philip John Baker。ケンブリッジ大学卒業。第1次世界大戦に従軍後,パリ講和会議イギリス代表団員を務め,1922年まで国際連盟事務局に勤務。1929年から労働党下院議員,1932~33年世界軍縮会議で活躍した。1945~51年国務大臣,連邦関係大臣,燃料動力大臣などを歴任。7ヵ国語に通じ,40年以上にわたって国際軍縮による平和を唱え,1959年ノーベル平和賞を受けた。スポーツにも長じ,1912年のストックホルム・オリンピック競技大会をはじめとしてオリンピック競技大会に 3回出場。1920年のアントワープ・オリンピック競技大会と 1924年のパリ・オリンピック競技大会でイギリス選手団の主将を務め,アントワープ大会では陸上競技の 1500m走で銀メダルを獲得した。主著『軍備競争-世界軍縮のプログラム』The Arms Race: A Programme for World Disarmament(1958)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノエルベーカー」の意味・わかりやすい解説

ノエルベーカー
のえるべーかー
Philip John Noel-Baker
(1889―1982)

イギリスの政治家、平和運動家。ケンブリッジ大学を卒業。1924年から1929年までロンドン大学で国際関係の教授を務めた。1929年労働党下院議員となり、1930年代には国際連盟を重視する立場から外交問題に積極的に取り組んだ。第二次世界大戦後は、アトリー内閣で空相、連邦関係相、燃料動力相を歴任するとともに、平和運動に献身し、92歳で死去する直前まで軍縮反核を説き続けた。日本もたびたび訪れ、原水爆禁止運動に助力した。1959年にはノーベル平和賞を受賞した。著書に『軍備競争』(1958)など。

[木畑洋一]

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百科事典マイペディア 「ノエルベーカー」の意味・わかりやすい解説

ノエル・ベーカー

英国の政治家。労働党右派の指導者一人。第2次大戦後空相,連邦関係相などを歴任。軍縮問題権威として知られた。1959年ノーベル平和賞。主著《軍備競争》。

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