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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…単に感圧紙ともいう。広義には筆記圧によって複写をとるための加工紙であるカーボン紙およびノーカーボン紙をさすが,狭義には後者のみをさす。ノーカーボン紙はアメリカのナショナル・キャッシュ・レジスター社が1953年に発明した製品であるが,日本でも3社が独自技術を開発し,急成長した高付加価値紙製品で,カーボン紙の伸び悩みとよい対照をなす。…
…加熱ペンの役割をするサーマルヘッドからの熱エネルギーだけで簡単に記録でき,しかも電子機器との組合せが可能なことから,ファクシミリやプリンターの記録材料として急速に成長している。日本では1971年に生産販売が開始されたが,ノーカーボン紙(感圧複写紙)に比較すれば,消費量ははるかに少ない。ノーカーボン紙と同様に2成分の反応による発色形式をとっており,電子供与性を有する無色のロイコ染料(クリスタルバイオレットラクトンなど)と電子受容性の顕色剤(フェノール系酸性物質)とを微粒化し,結合剤とともに塗布してある。…
…これは感光体ドラム上に形成した静電気潜像を紙に転写させる方式に用いる紙で,画像品質の高いことや操作の簡便さから,使用量は電子写真紙(湿式電子写真複写紙)など他の複写用紙をしのいでいる。ノーカーボン紙は感圧複写紙の代表で,裏面にカーボンを塗ったカーボン紙とは異なり,複写用紙としての需要は急増している。記録用紙としては,ファクシミリの普及につれて静電記録紙が高速用,感熱記録紙が低・中速用ファクシミリの用紙に用いられている。…
※「ノーカーボン紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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