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ハイギョ(肺魚)(読み)ハイギョ

百科事典マイペディアの解説

ハイギョ(肺魚)【ハイギョ】

硬骨魚類肺魚亜綱の魚の総称。呼吸器としてよく発達したうきぶくろをもつのが特徴。胸びれ,腹びれなどは原鰭(げんき)といわれる原始的な状態にあり,また四肢動物のように内鼻孔をもつなど,一般の硬骨魚類とは大いに異なる。体長1〜1.8m。化石はデボン紀から出るが,現生種は3科3属5種。南米のレピドシレン,オーストラリアのネオセラトダス,アフリカのプロトプテルスなどは,日本の水族館でも観賞できる。プロトプテルスは乾季には泥中にもぐって粘液で繭をつくり,その中で夏眠する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハイギョ【ハイギョ(肺魚) lung fish】

硬骨魚綱肺魚亜綱Dipnoiに属する淡水魚の総称。体はやや延長し,尾端はとがっている。骨格は硬骨と軟骨とからなり,脊柱は発達が不十分で椎体がなく,脊索は厚い鞘で包まれ,終生円筒状をなして残る。眼は小さく,鼻孔は口唇の内側に開く。口も小さく,放射状に生えた特殊な歯がある。うろこは円鱗。胸びれと腹びれは葉状またはむち状。背びれ尾びれ,しりびれは連続していて,鰭条(きじよう)は角質。うきぶくろは正中線でわずかにくびれて1室をなすか,または完全に左右の2室に分かれていて,内面は胞状ないし網状に隆起して,血管に富み,また気管は食道の腹側に連なり,その連接部には弁がある。

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