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ハコネシダ

百科事典マイペディアの解説

ハコネシダ

ハコネソウとも。ホウライシダ科の常緑シダ。本州中部〜九州に分布し,岩の間などにはえる。葉は長さ30〜60cm,まばらに二叉(ふたまた)状の複葉となり,葉柄・中軸などは細い針金状,紫色で光沢がある。
→関連項目アジアンタム

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハコネシダ
はこねしだ / 箱根羊歯
[学]Adiantum monochlamys Eat.

イノモトソウ科の常緑性シダ。短く匍匐(ほふく)する根茎から長さ15センチメートルほどの葉を出す。葉は近縁のホウライシダに似ており、扇状倒卵形の羽片となる。青森県を除く東北地方以南の山地林下の岩土に着生する。漢方では石長生(せきちょうせい)といい、利尿、解熱、駆虫、寄生虫による皮膚病治療などに使われる。『万葉集』巻14で「足柄(あしがら)の 箱根の嶺(ね)ろの にこ草(ぐさ)の 花つ妻なれや 紐(ひも)解かず寝む」と詠まれたにこ草とは、このシダともいわれる。[栗田子郎]

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