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ハッブル宇宙望遠鏡 ハッブルうちゅうぼうえんきょうHubble Space Telescope; HST

7件 の用語解説(ハッブル宇宙望遠鏡の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハッブル宇宙望遠鏡
ハッブルうちゅうぼうえんきょう
Hubble Space Telescope; HST

1990年4月 24日に,NASAスペースシャトルディスカバリー』に搭載して打上げた宇宙天体望遠鏡アメリカ天文学者 E.ハッブルにちなんで命名された。直径 4.3m,長さ 13.4m,重さ 11.6tの円筒型の衛星で,内部には直径 2.4mの凹面鏡をはじめ,各種の先進観測機器が搭載されている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵の解説

ハッブル宇宙望遠鏡

NASAが1990年4月にスペースシャトル・ディスカバリーで打ち上げた、主鏡口径2.4mの光学・赤外線望遠鏡。米国の天文学者E.ハッブルにちなむ。大気圏外から観測できるため、この口径での回折限界の角度分解能(約0.1秒角)を誇る。太陽系内天体より、宇宙の誕生から約10億年後に当たる遠方の若い銀河までの研究ができる。2002年、サーベイ用の最新鋭カメラ(ACS:Advanced Camera for Surveys)が装着され、従来の撮像能力の10倍の効率で微光天体の観測が可能になった。

(谷口義明 愛媛大学宇宙進化研究センターセンター長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ハッブル宇宙望遠鏡

長さ約13メートル、重さ約12トンの筒型の反射望遠鏡で、NASAと欧州宇宙機関(ESA)が開発した。90年の観測開始以来、宇宙の年齢が約137億歳だと決める観測や、地球から最も遠い「超深宇宙」にある銀河の発見、宇宙に満ちているとされる未知の暗黒エネルギーの発見など、現代天文学に大きな貢献をしてきた。

(2009-05-11 朝日新聞 夕刊 2総合)

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デジタル大辞泉の解説

ハッブル‐うちゅうぼうえんきょう〔‐ウチウバウヱンキヤウ〕【ハッブル宇宙望遠鏡】

宇宙を観測するために、1990年に米国がスペースシャトルを使って高度610キロの地球周回軌道に打ち上げた、口径2.4メートルの反射望遠鏡。名称は天文学者E=P=ハッブルにちなむ。HST(Hubble Space Telescope)。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

ハッブル宇宙望遠鏡【ハッブルうちゅうぼうえんきょう】

米国のNASA(ナサ)が1990年に地球を周回する軌道に打ち上げた軌道望遠鏡。軌道への投入にはスペースシャトルが使われた。望遠鏡の口径は2.4m,中心部の直接撮像カメラのほか高分散分光器,高速測光器,微光天体分光器などをもち,28等級の微光天体を検出する能力をもつ。
→関連項目ハッブル

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

ハッブルうちゅうぼうえんきょう【ハッブル宇宙望遠鏡】

1990年にスペース-シャトルから打ち出され、地球回周軌道を回っている口径2.4メートルの反射望遠鏡。地球大気の影響なしに観測できる。 HST 。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハッブル宇宙望遠鏡
はっぶるうちゅうぼうえんきょう

アメリカの航空宇宙局(NASA(ナサ))によって大気圏外の地球を回る軌道に打ち上げられたスペース望遠鏡。口径2.4メートルの光学望遠鏡で、地球を取り巻く厚い大気の層にじゃまされずに遠くの天体などを観測でき、地上の望遠鏡に比べ約10倍、鮮明とされる。1990年4月にスペースシャトル「ディスカバリー」で打ち上げられた。[長沢光男]
 観測は可視光線だけでなく近赤外線・近紫外線にも及び、1050オングストロームから1.1マイクロメートルの波長帯で可能である。望遠鏡はカセグレン式の反射鏡と、その焦点に設置した各種の検出器で構成されている。観測の精度は、天体を1000分の7秒角で撮影したり、100分の3オングストロームまでのスペクトル分析ができるものである。外形は直径4.3メートル、長さ12.8メートルで、重さは約11トンである。打上げは、スペースシャトルで行われ、地上から約500キロメートルのほぼ円軌道を回っている。観測されたデータはデータ追跡用の通信衛星を中継して効率よく地上に伝送される。修理や焦点面の検出器の交換はスペースシャトルを用いて行われる。こうして10年間以上にわたって有効に利用されることが見込まれている。この望遠鏡を用いれば28等星、つまり、これまでの約50分の1もの暗い天体の観測が可能である。またこれまでの約8倍もの遠くにある天体まで観測ができる。
 ハッブル宇宙望遠鏡は星雲や銀河のいままで地上では得られなかった鮮明な画像をとらえ、天文学の発展に大きな影響を与えている。また、星が誕生するようすや、ブラック・ホールをもった活動銀河核でおこっている高速に回転するガスのようす、ビッグ・バン直後にできた遠い銀河などの新しい観測データを提供している。さらに、火星や木星、彗星(すいせい)など太陽系の天体についても、地上からの望遠鏡では得られない鮮明な像をとらえている。超新星の爆発後に形成されたリング状の像、レンズ天体のリングや分裂像など、地上の望遠鏡では見えなかった鮮明な構造を提供している。[松岡 勝]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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