コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ハルニレ

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ハルニレ

英名エルム。道内ではポピュラーな樹木で、「エルムの学園」といわれる北大構内など各地に巨樹があり、推定樹齢300年以上の木も。豊頃町ハルニレは2本の木が根元でくっついて一体化しており、幹回りは約3・6メートル、高さは約17メートル。町は1986年に天然記念物に指定した。

(2011-10-03 朝日新聞 朝刊 1道)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハルニレ
はるにれ / 春楡
[学]Ulmus davidiana Planch. var. japonica (Rehd.) Nakai

ニレ科の落葉高木。北海道では英名のエルムelm(ニレ属の総称)の名でよんでいる。高さ30メートル、径1メートルに達する。葉は互生し、倒卵形または楕円(だえん)状倒卵形で長さ6~15センチメートル、幅3~8センチメートル、先はとがり、基部が左右にゆがんだくさび形になるのが特徴。葉表はざらつき、縁(へり)に重鋸歯(じゅうきょし)がある。4月ころ、葉に先だって花を開く。花被片(かひへん)は4枚で淡緑色、雄しべは4本で暗紅紫色、雌しべは1本で花柱は2裂する。果実は翼果で長さ1.5センチメートル、幅約1センチメートル、先端はへこむ。川沿いの低湿地に生え、沖縄を除く日本全土に分布するが、北地に多い。朝鮮半島、中国東北部、ウスリー、樺太(からふと)(サハリン)にも分布する。材は建築、器具などに使い、樹皮の繊維は縄として使った。品種のコブニレ(瘤楡)は、樹皮のコルク層が発達して、こぶ状になったものである。[伊藤浩司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ハルニレの関連キーワードムモンアカシジミハルニレ(春楡)アキニレ(秋楡)ヒオドシチョウ野幌森林公園ナシカメムシ阿寒国立公園カラスシジミエルタテハシータテハキタテハ長白山地コミスジ中生植物山空木ノニレ尾瀬紅葉家楡

今日のキーワード

硫黄山(いおうやま)

標高1317メートルの活火山で、火口は登山者に人気のある韓国(からくに)岳(1700メートル)の登山道沿いにある。硫黄の結晶が鉱山で採れたため、硫黄山と呼ばれるようになったという。直近の噴火は1768...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ハルニレの関連情報