ハレアカラ国立公園(読み)ハレアカラこくりつこうえん(英語表記)Haleakala National Park

改訂新版 世界大百科事典 「ハレアカラ国立公園」の意味・わかりやすい解説

ハレアカラ国立公園 (ハレアカラこくりつこうえん)
Haleakala National Park

アメリカ合衆国ハワイ州東部,マウイ島国立公園。同島東部,ハレアカラ山(3055m)を中心とし,1961年制定。面積110km2名称は〈太陽の家〉の意。休火山である同山は,周囲32km,深さ830m,面積49km2の世界最大のクレーターをもち,砂漠草原森林がみられる。スミソニアン研究所による人工衛星追跡用の観測所がある。円錐火山山頂まで自動車道が建設され,また50kmにわたる遊歩道がのびる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「ハレアカラ国立公園」の意味・わかりやすい解説

ハレアカラ国立公園【ハレアカラこくりつこうえん】

米国,ハワイ州,マウイ島にある国立公園。公園内にあるハレアカラHaleakala山(標高2935m)は楯(たて)状火山で,頂上クレーターは世界最大で長径12km,短径4kmのひょうたん形,深さ830m。もともとハワイ国立公園の一部だったが,1961年ハレアカラ国立公園として分離した。同時にハワイ国立公園はハワイ火山国立公園と名称変更。
→関連項目マウイ[島]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界の観光地名がわかる事典 「ハレアカラ国立公園」の解説

ハレアカラこくりつこうえん【ハレアカラ国立公園】

アメリカのハワイ州マウイ島にある標高3055mの火山。ハレアカラクレーターは、直径約11km、深さ800mもある巨大な噴火口跡。クレーターの中には11個の噴石丘が点在し、地球とは思えない異様な景色が広がっている。映画『2001年宇宙の旅』のロケ地にもなり、シルバーソード(銀剣草)という、20年に一度しか咲かない貴重な高山植物が自生している。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハレアカラ国立公園」の意味・わかりやすい解説

ハレアカラ国立公園
ハレアカラこくりつこうえん
Haleakala National Park

アメリカ合衆国,ハワイ州マウイ島東部のハレアカラ火山を中心とした国立公園。 1961年設定。面積 114km2溶岩火山噴出物,固有種の植物相などが保護の対象となっている。山麓には国防省,ハワイ大学などの天体観測所,天体物理学研究所が集中している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のハレアカラ国立公園の言及

【紅夷外科宗伝】より

楢林鎮山(ならばやしちんざん)(栄休)が編纂(へんさん)した洋方外科書(未刊)。フランスのA.パレの外科全書の蘭訳本をもとに中国系外科書の構成を採り入れ,また他の蘭書あるいは長崎出島蘭館医ホフマンの口授を加味している。貝原益軒の序(1706∥宝永3)があり,仕掛書,金瘡(きんそう)書,金瘡跌撲(てつぼく)図,油之書,膏薬書から成る。…

【手術】より

… 医学の進歩の長い停滞期である中世をすぎてルネサンスを迎えると,北イタリアを中心に宗教から独立した医療が徐々に台頭し,外科のその後の発展への足がかりをつくった。16世紀のフランスのA.パレは理髪師(いわゆる床屋外科医)の出であるが,血管結紮による止血法の採用や四肢切断術の改良などを行い,さらに包帯法,手術器具などを考案し,外科の進歩に対して大きな貢献を果たした。1731年フランスでアカデミーに外科専門学校Académie royale de chirurgieが併設された。…

【床屋】より

…動脈・静脈の学説はイギリスの王室侍医となったW.ハーベーが血液循環説を述べた名著《動物における心臓および血液の運動に関する解剖学的研究》を発表したことによるもので,1628年以後に属する。なお,理髪外科医出身の名高い外科医にA.パレがいる。彼は手腕,人格ともに優れて,フランス国王の外科医頭兼侍医に昇進した。…

【法医学】より

…これは,刑事訴訟上の手続に,法医学鑑定が制度として採用された最初とされる。法医学が,独立した専門分野として形成されたのもこの時期で,フランス法医学の祖とされるA.パレは,この国で初めて法医解剖を行い,1575年には損傷と死に関する論文を刊行した。このころイタリアでは,妊娠期間,胎児の成育,中毒などの鑑定についての法医学の専門書が公刊されている。…

※「ハレアカラ国立公園」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」